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赤ちゃんが産まれてくるとき「産道」で起こっている素敵なこと〜standFM音声配信付き〜

私たちがお母さんのお腹の中にいるとき、胎児の時
順調であれば十月十日、288日を過ごす子宮。

妊娠中のお母さんの子宮の中は、クリーンルーム。無菌室。
だから羊水も無菌、赤ちゃんの肌も無菌、赤ちゃんの鼻の中も無菌
喉の中も無菌、腸の中も無菌。

もうすぐ生まれるよ!というサインは赤ちゃんが出すの。
本来は産科医やお母さんが決めることではなくて。

もうすぐ生まれるよという、赤ちゃんからのサインを受けて
お母さんの体にオキシトシンというホルモンの分泌量がど〜っと増える。

オキシトシンは、別名愛情ホルモン。
目の前にいる存在が愛おしくて、愛おしくて、たまらなくなるホルモン。
信じたくて、守りたくて、愛したくて、たまらなくなるホルモン。

これがもうすぐ生まれるよ、という赤ちゃんからのサインを受けて
お母さんの体中をめぐる。
赤ちゃんは、お母さんのことが大好きで、愛する気持ち満々で産まれてくるの。

だから自分が生まれた時に、どんな容姿でも
もしかしたらハンディを持って生まれてくるかもしれなくても
どうか、ありのままの自分を愛してねって。

生まれる前に、お母さんに愛のスイッチを入れて生まれてくる。

生まれたばかりの赤ちゃんを抱いたお母さんから
「かわいい。。。」「生まれてきてくれてありがとう!」って言葉が
思わず出てくるのは

赤ちゃんが産まれてくる前に準備してきたこと。

自然の仕組みって本当にすごい。

オキシトシンは陣痛を起こすホルモンでもあるの。
陣痛が起こって、赤ちゃんは子宮から頭を出して狭い産道=膣に入っていく。
ゆっくり産道を降りてくる。

この膣は通常、酸性の環境に保たれている。
酸性の環境では病原性の微生物が生息することが難しいので、乳酸菌群が
膣の外からの微生物の侵入と生存を防いでるの。

無菌室から降りてくる時に赤ちゃんは初めて産道=膣で微生物と出会うのだけ
お産が近くなったお母さんの体に素晴らしい変化が起こって
産道には、膣以外の場所にいた善玉微生物が集められてくる。

お母さんが人生をかけて育んできた善玉微生物が大集合している中を
赤ちゃんはゆっくりと降りてくる。

無菌だった肌に、お母さんから善玉微生物のギフトをもらうの。
それが鼻に入ったり、口に入ったりして。そして無菌だった腸に一番最初に
善玉微生物が着地する。

日本ではまだ少ないけれど、ヨーロッパの方では帝王切開で生まれてきた赤ちゃんに
お母さんの膣の粘液を肌に付着してあげるというところもあるそう。
反対に多くの日本のお産現場では、生まれた赤ちゃんをすぐにお風呂に入れて
さらに、肌に受け取った善玉微生物たちまで石鹸で洗い流してしまう。

清潔か不潔か、ということも大事だけれど、その手前の
自然か不自然かということへの眼差しも、私たちは失わないでいたい。

音声配信はこちらから。

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#自然調和医療学
#お産
#産道
#オキシトシン
#微生物


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