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殺人サイボーグに夢を見た~総選挙否定派Pだった僕が票田として走って~

シンデレラガール総選挙。

毎年四月~五月に「アイドルマスターシンデレラガールズ(以下モバマス)」「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ(以下デレステ)」で行われるイベントで、ランキング上位に入ったアイドルはボイス実装やCDデビューが確定するこの催しに、僕はプロデューサー(プレイヤー)でありながら参加する気力が失せていた。

と言うのも、毎年ランキング上位に入るライバルとなるアイドルは多量の課金投票券を従え、ゲーム内イベントでの登場も僕が担当している川島瑞樹さんより遥かに多い。早い話が【ランキング上位に入ることなんて無理だ】という諦めモードに入っていたのである。

川島さんのアイドル活動を応援はすれども総選挙は【遠くの山で祭りがやってるな】くらいのスタンスだった僕だったが、去年の四月~五月にVtuberデビューにあたり先行研究していた時に大きなキッカケになるヒトに出会った。それが

マシーナリーとも子氏である。

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未来からやって来たサイボーグであるとも子氏は「人類を滅ぼすが池袋晶葉ちゃんに投票したやつは見逃す」と言い、池袋晶葉ちゃんやプラモの布教をしながら活動している。

僕はそんなとも子氏の動画や応援に惹かれて、気がついたら池袋晶葉ちゃんSSRをスカウトしたり、とも子氏のイベントに行ったり、デレマスのライブを観に初めて大阪に行ったりした。アイドルマスターシンデレラガールズでここまで活動したのはおそらく初めてだと思う。

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スカウトした[ひらめきロボティクス]池袋晶葉ちゃん。かわいい

そして今年の総選挙。僕はボイス総選挙部門で池袋晶葉ちゃんに大量に投票した。この一年で見事にとも子氏が動画で言う「票田」となって総選挙に挑んでいたのだ。

そして5/21、総選挙の結果発表。ボイス総選挙のベスト3の中に池袋晶葉ちゃんの名前は……無かった。結果発表から一時間は「なんであんなに応援したのに、楽しかったのに結果がこれなんだ?」という虚無感と怨めしい感情しか沸かなかった。川島さんが総選挙で入らない時の悲愴感と同じようなものを感じた。

でも今、その気持ちが落ち着いて「悲しくなる可能性もあったのになんで自分は総選挙走ったんだ?」と振り返ったとき、ある理由に気がついた。

とも子氏の票田として一緒に応援するのが心の底から楽しかったのである。

とも子氏の純粋に「池袋晶葉ちゃん かわいい」してる動画を観て同じ感情をとも子氏や票田仲間と共有する時、抽象的な表現ではあるが総選挙の結果云々を抜きにみんなも、僕もキラキラ輝いていたのだ。

こんなに輝いて楽しくなって、みんなで「夢を追いかける」流れに入ろうと思えたのは、ひとえにとも子氏の活動抜きにしてはなかった感情だった。

【人類を滅ぼすサイボーグのおかげで夢をみたい、未来を見たいとまた思えたのだ。】

シンデレラガール総選挙は来年もあるし、ボイス総選挙もまたあるだろう。僕はまた池袋晶葉ちゃんに投票しようと思う。とも子氏と一緒に「夢は夢で終わらない」、夢の続きを見るために。

2020/05/21 マシーナリーチルドレン

マリガン=ツバサ

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