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とてもパーソナルな冥王星蟹座世代と乙女座世代について

まだ見ぬトランサタニアン

冥王星獅子座世代、の解説はよく見るのですが、
浅学にして、冥王星蟹座世代の記述ってあまり知りません。
人生100年時代でまだこの世代の方々も多くいらっしゃいます。

冥王星蟹座時代、何があった?

1913年-1939年/元号だと大正2年から昭和14年。

1914~1918年 第一次世界大戦/大正モダニズム
1917年アインシュタイン相対性理論発表
1918~1919年 スペイン風邪の世界的流行
1919年~ガンジーを中心としたインドの反英闘争が激化
1921年ユングの代表作「心理学的類型」発表
1923年 関東大震災
1924年~大大阪の時代(1932くらいまで)
1926年昭和元年
1927年トーキー(映画)の成功
1930年 冥王星の発見
1930~31年 昭和大恐慌
1931年 満州事変
1937年 日中戦争

帝国主義、それに伴う戦争と同時に文化、社会思想の時代でもあります。
冥王星はまだ発見されてない年代も含まれているのが特徴。

★ウェイト=スミス版が1909年に出ています。
★アラン・レオの占星術の本は1901年からシリーズ化が始まっています

個人的体験、冥王星蟹座世代の会社観

1936年生まれの冥王星蟹座世代が肉親です。
蟹座世代の終わりで終戦時には9歳。
高校の進学率が40%程度、短大、大学に進学するのは14%
高校卒業後、大手メーカーの事務員として就職。
そこから10年ほど総務課に勤務し、結婚で退職しています。
会社が危機的状況に陥った時に、労組が歩み寄り、会社存続のために賃金カットを申し出たり、会社への高いロイヤリティを持った話がありました。

冥王星蟹座世代は何を守ったのか

冥王星はサインの持つイメージを徹底化させるといいます。
二つの大戦の間に生まれ育った冥王星蟹座世代は戦争の決定権は
持ちません。兵隊として戦地に散る、戦後戻ってきて、復興を頑張った世代。家族を持ちたくても持てなかった人も多くいたでしょう。
(召集令状は1941年から、当時40歳まで来ていました)
その代わりに働く環境に「家族」を求め、身内意識が「会社」に拡大した
可能性もゼロではないのかも。あくまで妄想ですが。

1950年代の労働環境

1955年の春闘より、年功序列、終身雇用が確立し、不当解雇が制限されるようになったといわれています。
ちなみに一日8時間労働を歌った労働基準法の制定は1947年、週休二日制は1970年以降…高度成長期を支えたのは冥王星蟹座世代と言えるでしょう。

冥王星乙女座世代は蟹座世代の子供である


「会社は家族である」ということを、1965年生まれ(冥王星乙女座世代1957~71年)の私も入社時(1987年)には聞いたような気もします。
当時の決定権者が冥王星蟹座世代とすれば納得のいくセリフかも。
蟹座的な家族主義は管理と受け取り、熱い心を縛られて夢は机に削られながらも、大学進学率は30%になり、学歴偏重の世の中。
競争に勝ち残った人間は有用性の罠にとらわれています。その後バブル景気を迎え、24時間戦える企業戦士に鍛え上げられていくわけでした。





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