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占い師の禁則と勉強について考えてみた
勝手に占わない
センシティブな事件、事故、災害。ここでチャートを出して、この天体の影響とかいうのは、SNSで発表するというのは、本当にやめたほうがいい。ブログに書いている人も結構いると思うのですが。今すぐやめたほうがいい。それはアクセス稼ぎですか?承認欲求ですか?という話になる。
被害者、被害者の関係者の目にいつ触れるかわからないのがSNSです。
鑑定を無断で披露しない
場で出たことは場に返す。というのが、セラピーの鉄則です。
鑑定も同じ、あるいはそれ以上に秘匿義務は発生すると思います。
カウンセラーはケース研究をするときに、偽の事例を作ります。
そしてその事例は回収します。(過去参加した研究会ではそうでした)
こんなお客様を鑑定しましたと平気で書くのはいかがなものか。
相談者の許可を取って載せているならまだしも。
いわんや悪口をや。
差別に敏感になること
差別の話は忌避されがちです。差別構造を理解するのは現代の占い師にはマストだと思います。現在の社会構造のなんらかにしんどさを感じて占いに凝られる方、またその方の問題に、例えばジェンダーバイアスからくる抑圧などが大きくかかわっている可能性があります。DVやハラスメントの知識も必要不可欠。受けに来る側は切実なんです。
チャートにしろ、タロットにしろ、ベースになる知識があるのとないのとでは、出てきた表象のリーディングは大きく異なると感じます。
変化しつつある表現
何人かの著名な占星術家の方はジェンダーについて意識をアップデートされています。とてもいいことだと思っています。いまだにSNSではヘテロセクシュアル、シスジェンダー中心のものが多いので正直へきえきしますが、時代は変わりつつあります。
例えば「西洋占星術 完全バイブル」では「男性性」「女性性」という表現がありません。代わりに「ポジティブ」「ネガティブ」が採用されています。能動的、受動的と表す人もいます。
ルノルマンでは男性、女性のカードがありますが、それを採用せず、動物であらわすものなどもあります。
カードは時代によって解釈、様相を変化させてきました。
新しい解釈のカードがもっと出てくれることを望みます。
日本語のタロットの本にジェンダーバイアスから完全に自由な本は今のところ私は見つけられないのですが…もしご存じなら教えていただきたく。
まとめ
占いという行為はある種日常の規範、「世間の考え方」から離れたところに解を求めるのではないかと。私は思っているので。まだまだ旧態依然とした日本社会においては、そのフレームワークを外すための知識がいるのではないかと思っています。
以下に勉強になりそうな記事を置いています。
自分の蔵書は古いので書いていません。
またこちらは見つけ次第追加いたします。
こんな本が良かったよとか、この記事がオススメというのも
ご存じでしたらぜひ教えてください。
【無料記事】
そもそも差別って→わかりやすい記事
ジェンダー論について無料で読めるものならこちらがオススメ
【書籍】
明石書店のここのページの本はすべてオススメ
書籍については追加予定です。
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