「宮島」はいいところでした…
敬老とお誕生日を兼ねて2泊3日で宮島、錦帯橋の旅を企画していた。暑さも去り、台風も来ない。なんてついているんだろう、と新幹線からの景色を眺めて向かってた頃がすでに懐かしい。
途中駅で母が隣の席に乗ってきてからは旅の気分も盛り上がって勝ったも同然と思っていたのも懐かしい。
元々細かい予定を立てて守って行動するのが苦手で、広島駅から宮島にどうやって辿り着けるのかその新幹線で調べるワタシなのでした。
山陽本線に乗り換えるつもりだったけど路面電車の方が時間はかかっても市内観光を兼ねられるかもとそちらを選択。
ローカルな感じが良くて、一時間も揺られて宮島口へ到着。
ここから10分ほどフェリーで渡ったところに目的地がある。けれどお昼ご飯がまだ。広島出身の友人から「うえの」のあなご飯が美味しいと聞いていたので電話予約しておいたものをピックアップする。中で食べたいけどそちらは行列…
大人しくテイクアウトしてフェリー乗り場の近くに座れるところを見つけてお弁当を広げる。
包が何やら趣があると思えば大正昭和の頃の復刻版らしい。
由緒正しさを感じるのは中身も当然同じこと。
関西人の私にはしっかり目のお味付けだと思いましたが丁寧に詰められていて添えられているおこうこで引き締まる。
おいしくいただきながら横目で気になったのがまさかの街角ピアノ…さわる?さわらない?弾く?弾かない?
お1人先に弾く方があったので私も練習中のベートーヴェンの出だしなど弾いてみた。
今写真撮りに行こうとしたのに、と母が立つ前に蓋をする私はどれだけ慎み深いことでしょう。いつか最後まで通して弾きたいもの。
なかなか宮島につかない記事ですね。さあフェリーです。
穏やかな瀬戸内海と予想より高い山が見えてきた。はるばるやってきた宮島。母と来られた宮島。なんだか思いが込み上げる。
宿にチェックインして一休みして涼しくなった頃に大鳥居に向けて散策。海外からのバックパッカーやツアー客が6割は超えてる感じ。参道は関東なら江ノ島に似ているかもしれない。
奈良を地元とする私にとってもこんなに歴史を感じる町が広島にもあることを初体験する日。
予備知識もなく来たので、干潮時は大鳥居まで歩けて、満潮時はすべて海に隠れることもはじめて知る有様。日の入りまでもうすぐ。大鳥居まで足元を気にしながら歩いてタッチ。パワースポットだとか。
祈願も済ませて喉を潤そう、そうだ、瀬戸内レモン!
もし娘が一緒に来てたらこんなインスタ映えを狙った写真を撮っただろうと思いながら一枚パチリ。暮れなずむ海岸を宿まで歩いておご馳走といいお湯のあとに喉が痛くなるなんで、誰が想像したでしょうか。
続きはまた次回。
皆様どうぞ引き続き良い連休をお過ごしください。
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