『睦月に想うあの顔と…』を読んで

天邪鬼な作品だなあと感じました。

■梅雨が始まった。
■そして6月思い出すあの日
季語として梅雨を使用ているので、この6月はここはあえて5年前の母の死とアラビア数字でつなげたかったから続く6月が嫌いになった。部分につなげていきたいのだとわかりました。「梅雨」は冒頭の一回だけで、自然に流していったと感じます。

■母が大嫌い。
■この雨が大嫌い。
■そんな私も大嫌い。
この3行が5年前の出来事と、今の心境を物語っていると感じました。
「涙は出たもののざまぁ」とあるので、この時点で主人公は寂しさを感じていたのかなあ
「深く私の人生を変えたあの時」とあるが母を本気で嫌いだったわけではないのではないかと思いました。
それから5年経っても6月になると死んでいった悔しさが出でいるのではないでしょうか。
素直になれない自分に対して「私も大嫌い」となっていった。

表現方法とかを変えるともっとよくなる作品でした。
ごちそうさまです。

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