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今話題のAmazonprimeバチェロレッテから見えた現代日本人男女の在り方について。

前回の記事から、少し時間が空いてしまいました

僕はランジェリー専門家なのですが、イタリアのランジェリーを日本に持ってくる仕事をしています。ランジェリーも年に2回のコレクションがあり春夏と秋冬にわかれます、秋冬には、バレンタインとクリスマスを意識したランジェリーが入ってきたりします。

日本の風習とか文化とかを専門にされてる方がメディアとかで色々発言されてるのを聞いてると、マツコの知らない世界のクリスマス特集だったかと、クリスマスソングトップ10から見るクリスマスという触れ方で、マライアキャリーも山下達郎さんの曲も全部90年代だったりします。クリスマスに日本人がお金をかけて男女が色めき立つのは90年代が最後だったんですよね。2000以降クリスマスはあっても、勝負をする男女が減ったどんどん下火になって、、それと代わりに出てきたのが、ハロウィンですね。

日本人はお祭りが好きという事で、なんでもお祭りや祭日にしてますよね。海の日とか山の日とかありますが、正直意味がわからない休日もあったりします。

日本の歴史の本を見てると、「盆踊り」というものも今は夏の風物詩ですが江戸時代までは豊作祈願とかでしたが江戸になって確立して年齢制限が出来たり3日3晩踊ってそこで雑魚寝をしたりで男女の合コンと言いますか、クラブと言いますか、ハッテン場というか、、出会いの場になってちょっと風俗的になったという。明治になってやめようとかそういう形で一旦無くなりますが、現代版として近代日本で復活して今になったと、そう記憶しております。詳しくはネットで専門にされてる方の文献をご覧になられると面白いと思います。

そんなこんなで、10月の後半は新しいランジェリーがイタリアから来たり今年はコロナの影響で輸入がほんと大変で、イタリアの方でも生産に打撃があってなかなか実数というものを掴めなかったですね。やっとひと段落したというか、今日は満月ですしね、メッセージが伝わりやすい日でもありますので、noteさせていただきました。何本か書ければと思います。

「月」って現代日本では今太陽暦を取っておりますが、最近思うのは太陽はアテにできないという事ですね、月と太陽なら今月の比重が高い気がします。月を意識した方が生活しやすいような。。朝起きて夜寝る。これは太陽に合わせて人間が行動してるバイオリズム、身体は太陽で良いと思います。精神論は月だと思います。

という事で、本題に入りたいと思います。

「バチェロレッテ」ご覧なられてない方もいらっしゃると思います。

軽く触れますと、元々バチェラーという番組が海外にありました。見た目、中身全てパーフェクトな男と婚約出来る権利を女性が争うという番組です。

それの男女逆転版がバチェロレッテという今回初の番組です。ただ、バチェラーと違うのはこの女性自体が稼いでる訳ではないという点、お家の力で稼いで自由に暮らしてるという点が、少し引っかかりました。もちろん、モデルという職業を軽く見てる訳ではなくて、どの職業をされても、それなりの一流なポジションである事でただのお金持ち家柄でなく、独立した女性像がバチェロレッテの像に求められるのではないでしょうか?ただの家柄でしたら、それはそれでこの人の家族形成をもう少し知れる場面があっても良くて、途中血の繋がってない弟が出てきたり、両親が出る場面でも相手の男性はみんな出てるのに本人の家族は都合で出れなかった。これも色んな理由があると思うのですが、総合してその人の中身が全く見えなかったという視聴者としての気持ちです。

もちろん、SNS社会ですから男性の素性ってめちゃ出回ってて、ぼーっとしてそうな男性が実はランボルギーニ乗って年収は一億だとか、そういう素性も出てたりプライバシーとの在り方については、テラスハウス以降、すごくナーバスになってる部分だと思うので。

もちろんエンターテイメントという反面、シナリオでは出せない男女のあり方などなまなましい部分も見えたりして、最終的には結構楽しめました。

最後結果は賛否両論ですね。これ完全に男女分かれますね。

女性は賛成派、男性は反対派が多数だと思います。男女の脳は別物で理解できない部分なのでしょう。

最初、お金持ち、ルックス最高、内面最高な女性を男性が取り合うというバチェラーの設定だと思うので、男性ってヒモ希望のジゴロみたいな男が来るのかなと思ってました。十七人の男性はバラエティに富んだ人選でしたね。

1日目で、五人くらい落ちるのですがこの辺りは内面を知る時間もないので見た目やフィーリングで落としたのかなと。好みの外見も大事だと思うので。

そこから落とされていくのは、減点方式でしたね。2ショットで会話する中で自分の考えと違う人間を落としてたような気がします。

最後は人柄、家柄の良い自分の力で高収入を得てる男性が残りましたね。むしろこの二人はバチェラー側になってもおかしくない人達。

最後に、司会の三人に言われてましたね。コウさんと居る時はバチェロレッテなんだけど、バチェラーとそれに向かう女性の様になって見えてたと。これは、福田さんは一番ムッとした場面じゃないですかね。

全話見終えて、三拍子そろった女性と思ってましたが、やはり一人の女性なんだと思いました、完璧な人間は居ないですから。

ただ、この女性が強すぎて、自己肯定意識が強く柔軟性があまり見えない部分男性は全てを受け入れれる様な人でないと難しいだろうなと思いました。

最後のデートで朝をベッドで過ごすとか、設定として、抱けるか?どうかをチェックしてたんだろうなーと。コウさんはその前の段階で、自分を本心から好いてなかった事実で脱落、杉ちゃんはベッドで抱ける抱けないで、あ、抱けないと思ったのかなーって。

バチェロレッテの選択は良いと思うのです。自由ですから。でも、多分男性達が思ってるのは、その態度ですよね。その態度でやるならこんなにお金かかってる場面でなく他の場面でやれば良いと思ってしまいました。あとは、笑いですね。厳しい事を言うとそのあとにすぐに笑顔になる。そして涙。男性からするとキツイです。言い返せないですし発言の余地もないのですから。だから、バチェロレッテを前にして男性は黙ってしまう。

こう言う強さは女性は憧れると思います。なかなか社会で男性に押し込まれて悔しい思いをしてるから、ヒーローなんだと思います。女性の支持者が増えるからこの番組を見てる人で、女性に向けてのメッセージならこれは完璧なシナリオだったと思います。

僕の仕事は女性の仕事ですから、女性の気持ちが本当によく見えます。もちろんこう言う強さを持った女性だけでなく、女性には沢山の人間的な魅力があるのでそれぞれの魅力に惹かれる男性は違う、こう言う強い女性が好きな男性もいますので

でも、だいたいそう言う強い女性に憧れる男性ってその男性の母親が凄く強い人が憧れるのかなーって思います。

男女の在り方とかシナリオでかける番組って今凄く少ないので、色々問題はあると思いますが、こう言う人間性を扱う番組はこれからのテクノロジーが発展した社会において大事な番組だと思います。

色んな方と話してると、異性に興味を持った。と言う話が多くて、、最近仕事だったりコロナだったりで異性に目が向かなかったけど、パートナーだったり異性を大事にしたいと、映画の様な理想でなくリアリティという現実に近い状態が良かったのだと思いました。

そういう、バロメーターってランジェリーの売り上げ数に直結するので、めちゃくちゃ良く分かる部分です。

バチェロレッテに出てる人が、注目されるのは良いけど、どっちの意見で如何あっても、絶対に出演者とその周りが犠牲になってはいけないと思いますので。社会のあり方が問われる場面だと思います。

これは、著名人は有名税と言われますが、全員に当てはまることでもありますね。

一昨日からニュースになっている伊藤さんだったり、事故はダメですよ立ち去りもだめ。だけど、それで彼の免許証が出回ったり、彼の性格を断定する様なメディアがニュースになってたり。近い人以外その性格って知らないのに、あ、コイツは問題児なんだと、多分ほぼみなさん刷り込まれてますよね。それが僕は一番怖い。

実は僕、近くで彼が居た場面を経験してます。その時はカップルで居ましたニュースの様な生意気さなんてなくて、普通の好青年ですよ。挨拶、お礼、ちゃんと当たり前ですが言ってました。全ては知らないですが、僕は好青年だと思ってます。でも、事故の態度はダメです。 

車運転してたら、絶対事故の確率ってゼロじゃない。でも逃げた。今はダメですがこういう青年が2度と立ち直れない様に蓋をするのはどうかと思いますし、彼にとっては自分が起こした試練で向き合って人生を過ごすきっかけになれた。明日は我が身でないですが、何が起こるか分からない人生ですから、こういうニュースを見ると自分も引き締めて明日から過ごさなきゃと思うんですよね。

さて、今日も良い一日を。

満月をぜひ見上げてみて下さいね。


JUN

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