ハノイ女ひとり旅珍道中【中国】深圳空港でまさかの足止めで感じたこと
2023年9月の終わり、霊感のある人から
「まり江さん、お休み取れてますか？」と
会った瞬間に聞かれました。
実は、コロナ禍でも別の霊能者さんから言われていて、
ずっと気になってたんです。
「思い切って、非日常な場所に行ってください」との
アドバイスを受け、帰ってすぐANAのマイルを確認。
どこ行こう…
どこに行きたいという目的ではなく、
日常から抜け出せればどこでもいい。
あれこれ考えてベトナムのハノイに行くことにしました。
ちょっと長いですが、良かったら読んでください。
深圳or成田経由どっちにする？
ANAのマイルで取れるチケットは、
中国の深圳空港または日本の成田空港経由の2択。
関西から出発の私。
なんだか国内経由は勿体無いような気がして、
中国の深圳空港経由を選びました。
空港で滞在する時間も深圳の方が短かった
という理由もありました。
大阪から深圳空港へ
コロナ前の釜山旅行以来の久しぶりの海外。
ひとり旅も久しぶりでした。
2024年10月23日、大阪から夕方出発✈️
予定では、20時半ごろ深圳空港に着き、
0時5分のハノイ行きに乗る予定でした。
十分時間もあるし、余裕余裕！
と思いながらも…
やや古びた深圳航空の飛行機だからか？
久しぶりのひとり海外だからなのか？
なんだかソワソワドキドキ。
何か分からないけど不安な気持ちが押し寄せる。
深圳じゃない？ここはどこ？笑
不安的中。
空港らしきものは見えているのに、
ずっと回旋していてなかなか着陸しない。
21時過ぎ、やっと着陸したものの、
そこは搭乗口とは離れたところで
広い滑走路がある空港のど真ん中。
階段で降りたりするのかしら？
なんて思っていたら、
初めて日本語のアナウンス。
深圳空港で何か物体らしきものがあり、
着陸できなかったので、
広州空港に着陸したとのアナウンス。
ここで燃油補給もするという。
深圳と広州がどのくらい離れているのかも
見当がつかず、ハノイ行きに乗れるのか不安に。
飛行機の中で助けてくれた人たちに感謝
隣に座っていた若い中国人男性は、
機内食が配られた時も簡単な通訳をしてくれたので、
日本語が話せるんだ！と思い、
広州と深圳の距離を聞いてみたけど、
そこまでは理解してもらえなかった。
翻訳アプリを使って、
機内アナウンスと同じことを教えてくれた。
彼がトイレに行っている間に、
CAさんを捕まえて、Eチケットを見せた。
そして、日本語ができて通訳もできるという
中国人女性の乗客を連れてきてくれた。
深圳空港で直接取ったチケットならすぐに
次の便の手配ができたのだけど、
ANAのマイルで取っているので
ANAに連絡しないといけなかった。
もちろん、その時間、中国支店の営業は終了。
ホームページに日本なら24時間対応の電話番号があるから
日本の友達に連絡して、日本から連絡してもらっては？
と言われたものの、ベトナムのSIMしか用意してなくて
中国でWi-Fiが使えなかった😱
すると、隣の隣に日本人のサラリーマンがいて、
「僕、グローバルWi-Fiがあるので使ってください」と
パスワードを教えてくれた。
もちろん日本にいる娘に連絡をして事情を説明。
ANAに電話してもらったものの、よくあるやつ、
「ただいま電話が混み合っています」が続き、
一向に繋がらないやつ。
数回かけてくれたものの、繋がらないと娘も諦めてしまった。
その後、飛行機が飛び立てるってことになって離陸。
早く降りられるようにと、深圳空港に着く少し前に、
一番前の席に案内してくれた。
慌てて、席を立って行ったので、
お世話になった皆様にお礼もままならないまま、
深圳空港に着いたら一番に降りて走って飛び出しました。
時間は、23時過ぎ。
深圳空港で思いだす映画「ターミナル」
飛行機から降りて、走って出ようとした時、
方向が分からず、戸惑っていたら、
深圳航空の男性スタッフらしき人が指を指を差し示してくれた。
私が走っていると、その男性が追いかけてきて、
手に持っている紙を見せてきた。
そこには「MARIE OSAKI」の文字が印刷されていた。
空の上から地上のスタッフに伝えてくれていたようです。
真夜中の空港
途中まで、一緒に走ってくれていたのですが、
「もうこのままでは間に合わないから、
明日の朝の便で行くのはどうか？」という提案をされた。
これらの会話は全て翻訳アプリを使ってのもの。
仕方がない…そうすると言ったものの
ANAじゃないと振り替えの手続きができない。
今回のトランジットは一度、中国に入国して
荷物も受け取らないといけなかった。
そして、入国審査の前に、その当時は、
健康チェックみたいなのを、
ネットで入力しなければならなかった。
私の携帯ではネットが繋がらなかったので、
中国人スタッフが代わりにしてくれた。
結局ひとりで降りていても、こういうところで
つまずいていたかもしれないと思うと、
この状況も良かったのかなと思った。
入国審査の前に、チケットの振替ができるか？
朝の便で行けるのか？
男性スタッフが走り回ってくれたけど、
結局、ANA経由じゃないからなんともならなかった。
今回の遅延で、明日の便がどんどん埋まってきている。
だから、どこの航空会社でもいいから
チケットを取ったらどうか？と提案された。
マイルで来ているのに、思いがけない出費😆
だけど仕方がない。
Wi-Fiのつながりが悪く、空港スタッフが使うであろう
Wi-Fiを繋いでもらった。
しかし、中国ではGoogleが繋がらない。
気は焦っていて、Yahooからどこかの旅行サイトに飛んで、
そこからハノイ行き、翌日の14時台のチケットを取った。
なんと、80,000円😆
もう今晩は、ホテルに泊まってください。
宿泊費も会社から出ますとのこと。
ホテル手配するので待っていてください。
人がほとんどいなくなり、後ろのベンチでは人が寝ている。
時間は夜中の3時過ぎ。
「ターミナル」っていう映画があったな〜とふと思い出した。
飛行機の中でCAさんに助けを求められず、
1人で降りて、誰にも言えなかったら、
あんなふうにベンチで過ごしていたのかな？
中国深圳での一泊
夜中の3時20分ごろ、お迎えの車が来た。
車で10分くらいのホテルでした。
古びたホテルだったけど、清潔ではあり、無駄に広かった。
思いがけない中国滞在。
ずっと中国人嫌いとか言っていたけど、
親切にしてもらって、本当に感謝しかなかった。
さてさて、14時過ぎの飛行機に乗るため、
12時には、送迎バスに乗ったのだけど、
珍道中はこれでは終わらなかった😀
チケットが取れてない？
昨晩、何時間もいた深圳空港。
だいたいの場所も把握してるから大丈夫なんて、
余裕の気持ちで空港へ。
余裕の気持ちもすぐになくなりました。
まず、チケットカウンターが分からない。
ベトナム航空でチケットを取ったはずなんですが…
ここかな？というところで、「ここじゃない」と言われ、
何度も案内板を見たり、案内カウンターにも行った。
けど、さっぱり分からず、ここに間違いないと直談判。
チケットを調べてくれたけど、私の名前がないっていう。
チケットを取った会社に確認するように言われても、
ネットで問い合わせたところで、すぐに確認できない。
どこを見ればいいのか
チケットを取ったサイト内を探していたら、
お知らせみたいなのを見つけた。
すると、チケットが取れずキャンセルになっていたんです。
カード決済がうまくいかなかったのか？
原因は、分からないままですが、とりあえずハノイに行けない。
ANAの中国支店に電話
そうそう、電話、ショートメッセージは使えました。
前日、すぐにハノイに行く気満々で、
私は、飛行機の中でベトナムのSIMに入れ替えてたんです。
それに気がついて、またSIMを戻すと電話が使えました。
ANAの中国支店に電話すると、
日本語も対応していて、事情を説明。
そういう事情なら無料で振替ができる。
だけど、今日の一番早い便は、0時5分。
結局、丸1日遅れの便になった。
次は電話が繋がらないというハプニング
無料で振替できるか確認するので、
折り返し電話すると言われて一旦電話を切りました。
やっとホッとしたのと、
LINE、Instagram、Facebook、Google
ありとあらゆる媒体が使えず、
誰とも連絡を取れてなかった不安とで、
娘に電話をしました。
なんとか、ハノイには行けそうと。
スタバでコーヒーを飲みながら。
そんなに長く話したつもりはないのですが、
電話が繋がらなくなりました。
私の携帯電話の契約状況が通話に制限があったからかと。
折り返しの電話もかかってきているようだけど、
受けても、英語で何かを言っていて、分からない。
またまたどうしよう〜！
もうね、神様は私にネタを与えてくれてるんだ
って思い始めて、なんだか笑けてきました。
次に取った手段は、深圳航空のカウンターに行って、
電話を貸してくれとジェスチャーで伝えました。
電話は貸してくれたものの、またあれです。
「ただいま電話が混み合っているので…」
何分も電話を占領してしまい、流石にご立腹の様子。
何がしたいのか？と電話を奪われたので、
翻訳アプリを借りて、少し長くなるが事情を
アプリに向かって喋った。
ちゃんと伝わるのか不安だったけど、なんとか伝わったみたい。
電話を貸してくれた。
やっと繋がって、0時5分の便に振替完了しているとのこと。
新しいEチケットを登録のメールに送ると言われたけど、
Googleが使えないので、Gメールも見れない。
そこで、Yahooのメールに送ってもらうことで解決。
無事ハノイへ
0時まで長かったけど、やっとハノイへ行けるという
安心感と嬉しさが込み上げてきて、ひとり乾杯。
2本も飲んじゃいました😆
深圳空港内のショップは、キャッシュオンリーが多くて、
カードが使えるのはスターバックスだけ。
ケンタッキーもカードは使えず、食べたのは
スターバックスのコーヒーとラップサンドイッチだけ。
出国審査が終わって、搭乗口まで行くと、
その周辺のお店はクレジットカードが使えました。
それもあって、真っ先にビールを買いに😆
ハノイに夜中着だったので、念の為、
ホテルを取っていたけど、それが無駄になったかな。
１泊、滞在は減りましたが、
思いがけず、中国の滞在もこうしてネタになったし、
困った時でもなんとなかることも知ることができました。
長くなりましたが、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
これに懲りず、また女ひとり旅行きたいなと思います。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？