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推しが毎日5km走ってるって聞いたからハーフマラソンに出てみた

 9月24日の旭川ハーフマラソンに出場し、なんとか完走しました。

 出場のきっかけは5月5日に行われた私立恵比寿中学のTikTokライブ。kyo-do?の衣装に身を包んだメンバーが1人ずつ、自己紹介をする場面でした。
 「毎日5㌔走ってます!」
 風見和香さんのこの一言が、私を変えてくれました。

走り出す前のこと

 そもそも、運動しないといけないなとは思っていました。2022年新春、買ったスカートのウエストがきつきつ。その春から筋トレを始め、22年秋には当時住んでいた旭川市から富良野市まで約50㌔、歩いたこともありました。(楽しかったけどもうやらない。歩くなら30㌔くらいがちょうどいい)
 ただ、北海道民あるあるではあると思うのですが、冬の運動手段が極端に減るのです。おいしいものもたくさんある土地柄、冬期間にふくふくと太り、また春を迎えます。筋トレの甲斐あってスカートを履き続けることはできたけど、それでもやっぱり贅肉が気になる状況になっていました。
 夫は元陸上部。わたしが太った…としょげるたび、走ればいいよ!と言っていました。毎回同じように突っぱねていました。

 痩せなきゃ…と思えど大して運動もせず、時々お散歩するくらい。
 雪が融けはじめた4月からちょくちょく歩いたり、泳ぎに行ったり(小中学生のころは水泳を習っていました)はしていましたが、走るなんてもってのほか。どうしてあんな疲れることするのか、とまで思っていました。

 それが冒頭の、ののかまるによって変わりました。

 最初から7㌔も走れちゃってる理由として、この連休期間中よく歩いていたこと、その歩いていたルートを走ったことが考えられますが、翌日はしっかり筋肉痛になった記憶があります。
 ここから、走る習慣づけが始まりました。

#RUNらんののかまる

 習慣づけのきっかけになったのがこのハッシュタグでした。
 ののかまる推しの相互フォロワーさんが使われていたので、便乗させていただいたのです。

 土日だけでなくて、出勤前にも走ったりしました。

 走ることを趣味としている方からの♥も励みとなり、楽しく続けられました。少しずつ長い距離を走れるようになり、ペースも若干ではあるけど上がりはじめ、走ることが少しずつ、楽しくなっていきました。


ハーフマラソンに出ると決める

 9月24日の旭川ハーフマラソン。走る楽しさに目覚め、出場したいと思ったはいいものの、懸念は制限時間による足切りがあることでした。

旭川ハーフマラソン公式ホームページより

 不安でいっぱいでしたが、そこからはタイムを意識しつつ、距離も伸ばしていきました。だって21㌔も走らないといけないんですから…

 ちょっとずつ距離も伸ばしてペースも上がってますね。

筋トレも並行する

 このころから、走るだけでは痩せない(細くならない)ことに気がつき始め、筋トレもやっていきました。頻度は低いけど、これもいい習慣づくりになったと思っています。

 腹筋ローラーとスクワット、という宅トレど定番ですが、やらないよりまし…と思いながらゆるゆる続けました。

 この頃からInstagramでランニング&筋トレ報告をするようになりました。

ののかまるに報告する

 7月23日のお話会でののかまるとお話しできました。

えんぬじゃないけど目を瞑ってね♡

 きっともう覚えていないと思うけど、また会えたときには完走報告をしたいです…ののかまるのおかげでここまで走れているんだよ…

 ののかまるの後押しもあり、この頃から2時間走り続ける練習も始めています。本州以南ほどではないけれど北海道の夏もしっかり暑く、汗だらっだらで日焼けしながら走っていました。

ハーフマラソンの準備をする

 9月が近づくにつれ、物品の準備も進めました。

 HOKAというメーカーのランニングシューズ。結構お高かった記憶があります…ランニングは金がかからないなんて嘘だなと思いました。
 このとき驚いたのは、靴のサイズでした。私は普段23~23.5㌢の靴を選んでいましたが、このときは24㌢。かなり大きい…と思ったけれど、指先にかなりゆとりがある方が走りやすい?適している?とお店の人に聞きました。
 …というくらい、陸上競技に無縁の暮らしを送ってきていました。

引っ越し準備を並行する

 8月末、人事異動の内々示がありました。着任は10月1日。弊社はたいてい春と夏に人事異動があるので、たいへんイレギュラーなこと。しばらくは旭川に暮らすと思っていたからハーフマラソンに出ることにしたし、なんなら翌日は心菜さんの生誕祭だし、バタバタ…と思いながら準備をしました。

 案の定、9月はほぼ走れませんでした。

ハーフマラソンに出る

 いよいよ旭川ハーフマラソン当日。写真とかなくてごめんなさい。夫も出場したので、準備段階までは一緒にウォームアップしたり、話したりできていたのですが、2㌔過ぎたあたりでどんどん先に行かれました。
 道中で吹奏楽部の高校生が演奏してくれていたり、全く知らない人たちが声援をかけてくれたり、水や食べ物を渡してくれるエイドの方々も皆親切。おかげさまで足切りの第4関門、12.8㌔地点まで難なくこられました。

 つらかったのはそこからです。

旭川ハーフマラソン公式サイトより

 地の利のある方ならすぐ分かると思いますが、コース序盤からしばらくは幹線道路の通る住宅街を走り、旭川の名所「旭橋」を見ながら走り、なんならその橋を渡り、常磐公園を抜け…と景色がころころ変わります。飽きません。
 第4関門より先は河川敷中心。川の街・旭川の宿命ですが、河川敷が多い。景色が変わらないから飽きる。走るの辛い。もう疲れた。脚もだるい、もうやめよう…と思っていました。

 そんな時、ずっと頭の中でながれていたのは「元気しかない」でした。エビ中ちゃんに救われながら、なんとかやってこられたのです。

 なんとか、なんとかかんとか、ゴールできました。もう最後の方、上り坂は全部歩いて、平地と下り坂だけ歩く…みたいな、満身創痍でした。。

 公式記録では2時間26分39秒。初出場で足切りなく、ゴールできました。
 走る習慣ができて5ヶ月でのハーフマラソン。我ながらよくやったと思います。

出場した同僚たちと。わたしは左下

 ののかまるのあの一言のおかげです。
 30代で新たに始めたことで、ひとつの目標を達成する喜び、続けることの大切さ、走る楽しみを教えてもらえました。

これからのこと

 10月に札幌に引っ越す際、近くに走れる場所があるかどうかも考えながら家探しをしました。歩いてちょっといくと大きな川があり、また河川敷を走れるような場所です。秋も時々走っていました。

 そして今は12月。北海道は雪に覆われるシーズンです。そう。走れていません。また太る…と思いながらも、なんとか時々筋トレだけはしています。

 来年も、旭川ではないかもしれないけど、マラソン大会には出たいな。雪が融けたらまた走りたいな。そのために今も脚力落とさないようできるだけ歩こうかな…なんて。そして、こうやって思えるように私を変え、育てててくれたエビ中ちゃんにまた会って、ありがとうを伝えないと。
 今はそう思っています。いい1年でした!

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