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夢覚めゆ(ゆめさめゆ)

夫は「コロナ神経症」なのです。
「コロナ神経症」 新型コロナ感染を過剰に心配し精神肉体に不調をきたすこと

…わたしの造語です(^^;
定年などで外部との接触少なく家にずっといる方はみなさんこんな感じなのでしょうか?自分だけで心配してくれている分には良いのですが、わたしの外出にまで制限がかかります。
打ち合わせ、家族の世話、友人の墓参り、出かけようとするたびに
「今、行く必要があるのか」
「君は軽症だろうけど、俺は肺が弱いからかかったら終わりだ」
「デルタが、オミクロンが」
と大騒ぎ。おまけに吐き気で救急外来に行ったり寝込んだりされると、わたしのストレス値も上がるってもんです。
5波の後、2度目の吐き気で病院に行ったときに気持ちを楽にする薬を処方されました。それで自律神経を整えようという話になりました。今までやっていた足湯の後に足もみを追加。腎臓や頭や首、甲状腺の反射区をグリグリ!「いてぇ、いてぇ」と痛がるところをさらにグリグリしてこちらもストレス発散です。

そんなこんなで過ごしていたら大騒ぎしなくなりました。感染者数もかなり減ってきて足もみもしているから?と思っていたら
「この前面白い夢を見たんだよ。そしたらなんか気持ちがすーっと楽になってさ」
と言います。
「面白い夢?なになに?天狗にさらわれる前に言っちゃいなよ」(落語の”天狗裁き”参照)
「それがさ、、、」
夢の中で夫はフィリピン人の息子の結婚式に出席しています。その息子は”ミゲル”という名前で米軍勤務(「だから仕事の心配はないんだ」と、ほっとしたように言うところが夫らしい)。式に参列している親戚もみんなフィリピン人でニコニコしていて、「あぁ、こんなふうに何の心配もしないでニコニコしてればいいんだなぁ」と思って目が覚めたらなんだか気持ちが楽になっていた、、、
「ちょっと待って、奥さんは誰なの?」
と、つい口を挟んじゃいましたよ。夢の中に隠し子か!
それはさておき、気持ちが楽になったのはとても良いことです。
「でもさ、”ミゲル”って名前がはっきりしてるのって面白いね」
「な、そうだろ。変な名前だよな」
padを取り出して検索してみました。

Miguel ミゲル ミゲール 
スペイン語・ポルトガル語・ガリシア語の男性名。聖書に登場する天使ミカエルに由来する

「天使ミカエル由来だって!英語だとマイケル、フランス語だとミシェル、ドイツ語だとミハイル、、へぇぇ」
はた!
「この前っていつ?」
「え?」
「夢見たのっていつのこと?」
「えーっと一昨日くらいかな」
今日は27日、一昨日と言ったら25日。
「クリスマスの日にそんな夢を見るなんて天使からのクリスマスプレゼントなんじゃ!?」
「あれ、ほんとだな。おれ仏教徒だけどな。宗旨替えするか?いやそれはおふくろが怒るな、、」
「仏教徒って言ったってそんなに熱心じゃないじゃない」

何はともあれミゲルのおかげで穏やかな年末年始を過ごすことができたのです。
ありがとう!隠し子ミゲル。

が、お正月休みがあけてみれば、感染者激増。第6波ですって?
さっき皮膚科に予約の電話を入れようとしたら
「オミクロン株がこんなに増えてる今、、、」
は、はじまってしまいました〜〜。
あぁ、ミゲル!なんとかして!!



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