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言葉を紡いで家庭を築く~100人インタビュー7人目 飯野裕之くん
会社員もして、子育てもして、TVも見て、100人インタビューもして、そしてこうやってnoteにまとめて...「よくそんな時間あるね!」と以前より言われる機会が増えました。
しかし不思議と疲れないんです。一人一人のバックグラウンドを知ることでよりその人の魅力に気付かされるいい時間で。
私は私の人生しか歩めませんが、100人いたら100人のストーリーがあります。その方の人生にたっぷり詰まった旨みをインタビューを通してほんのちょっとだけ味あわせてもらえる♪ そしてちょっとだけ、その方の人生と私の人生と、これを読んでるあなたの人生がクロスしたら嬉しいです。
#007
言葉を紡いで家庭を築く~ライター 飯野裕之くん
7人目のインタビュー相手は
友人の夫で、中学の後輩である飯野裕之くん。
友人の旦那さまが画面越しに現れたときにはビックリした(笑)
中学の後輩でもあるので存在はもちろん知っていたが、1対1で話すのは初めて。こういった企画に手を挙げてくれるタイプにも見えなかったので、ただただ驚いた。
社内異動で広報を担当することになって、僕も今インタビューをやってるんです。はじめは人と話したり、文章を書いたりするのが苦手だなって思っていたんですが、やっていくうちに楽しくなってきたんです。
彼は地元に就職しようと大学卒業後、現在の会社に入社。
正直わたしたちの地元はとても田舎で、就職口は相当に限られている。役場、組合、工場、病院、建設事務所、それくらいだ。
ずっと野球選手になりたかったんです。大学も野球で行ったので、卒業後は社会人野球をやるつもりでした。でもちょうど震災(東日本大震災)があって、採用枠がなくなっちゃったんです。それで地元に帰って来ようと。
入社してしばらくは与えられた仕事をこなした。そして入社7年目の人事異動で、彼は今の広報担当になる。
偶然訪れた才能への気づきと親の影響
「異動」という、他愛もない変化が彼に大きな変化をもたらした。
最初は嫌だなーと思いながらやっていたんですが、やっていくうちにスラスラ言葉がでてくるようになりました。他のライターが書いた記事を読んだり、アドバイスをもらっているうちに書くコツが分かってきて。広報の新人賞を取ったり、何度か賞もいただいて、一定の評価をしてもらえています。嬉しいですね。
口下手な様子に、でもまっすぐに言葉を紡ぐ飯野くん。
広報という仕事に出会えたこと、書くことが楽しいと思えたこと、成長を感じられること、周囲から評価されていること、そしてもうひとつ家庭が増えたこと。そのいくつもの変化が重なり、彼はいま人生の分岐点に立っている。
3才と0才の子供がいるんですけど。子どもが小学校にあがるまでに家でできる仕事をしたいと思ってます。フリーライターっていうんですかね。僕はずっと祖父母も父も在宅で仕事をしていたので、そういう環境で子育てしたいなって思うようになりました。自分の親の影響ですね。
彼の決意はもう決まっているようだ。
家族は生きる意味
家族は自分の生きる意味だという彼に、子どもと妻について聞いてみた。
妻の尊敬できるところが好きです。言葉を知ってるし、自分を持ってる。
子どもたちには妻のように育ってもらいたいです。
照れながらも、妻を誇りに思っていることが伝わってくる。
そのために彼は自身にできることをこう語った。
子どもにはたくさんの経験をして欲しいです。そのために僕にできることはお金のバックアップもですが、自分の時間を子どもたちに使ってあげることだなーと思っています。だから仕事人間にはなりたくないですね。
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「プロフェッショナル~仕事の流儀」のオマージュとして、この100人インタビューでも毎回同じ質問をして締める。
あなたにとってあなたとは?
自分の芯はもっていませんが、環境や時代に合わせることができるので、うまく馴染める人です。
そうだ、その通りだ。誰もが時代を牽引していたら世界は滅ぶ。
引っ張られる人も必要で、飯野くんのような穏やかな人で、日常のそこにある幸せを大切にできる人が真の芯を持っている人なのかもしれない。
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