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ライトに一途な想いを添えて~100人インタビュー13人目 鈴木サチちゃん

100人インタビューをしていると「インタビュー力」を褒めていただくことがあるが、正直な自己評価をするとそんなものは持ち合わせていない。
ひたすら相槌を打つだけで、その人自身が話をしてくれるだけだ。そう、人々にはまだまだ語りたいことがある。

100人いたら100人まったく別のストーリーがあるのだ。

その人の人生にたっぷり詰まった旨みをちょっとだけ味見できるのは最高に楽しい。もっと聞かせてほしいあなたの人生を。

#013
ライトに一途な想いを添えて~モデル・ピラティスインストラクター 鈴木サチちゃん

13人目のインタビュー相手はモデルでピラティスインストラクターでもある鈴木サチちゃん。

ミーハーすぎる安易な質問かもしれないが、モデルになった経緯をまずはじめに質問した。だって気になるもん(笑)← 一般人め!w

姉がモデルをやってたの。興味があったから、夏休みに事務所まで遊びに行って「なれるもんならモデルになりたいですよ~」って言ったら、「じゃあなろうよ!でもその代わり、痩せようね」って誘われて(笑)パンッパンの17歳だったから(笑)そこから私のダイエット生活がスタートした。

食べるのが大好きだというサッチャン。ステーキ店に行けば450gを平らげるのだとか。それなのになぜ、その見た目を維持できるのだろう?

そこは「摂取と消費」だから、運動をよくする。ジムでは重いもので負荷をかけながらアウタートレーニングをして、ピラティスでインナーマッスルを鍛えてる。あと時間があるときは有酸素運動も!

芸能人やモデルが体型維持の秘訣を聞かれて「特に何もしてないです~」と答えているのを見るのが嫌いだ。悪意はないのだろうが、彼女たちにとっての「何もしてない」が一般人にとっては相当な努力なのだ。
その点サッチャンは正直で率直で気持ちがいい。

ジムに行くのは億劫で、そりゃ家でソファーに横になりながらお菓子を食べてNetflix観るのが楽しいのは私も一緒。でもむくんだり太ったりすることに敏感で、そんな私でいることがストレスになる。食べるのもダラダラゴロゴロするのも好きだけど、誌面で見る自分にガッカリしたくない。運動するのは好きだしね!

鈴木サチ

心地よい場所と心地よいこと

サッチャンは超一流ファッション雑誌 ViviやAnecanの専属モデルを務め、モデルを始めた17歳から現在に至るまで最前線で活躍を続けている。

経歴だけ聞くと、「どれほど気が強い女性なのだろう...」と会う前から怖気づいてしまうが(偏見がすぎるw)、実際の彼女はすごく気さくでフラットな性格なのが分かる。そんな彼女のフランクさというのか、性格を表すエピソードがある。

私、とにかくイタリアが好きで。ただただイタリアに行く理由が欲しくて、子供服の輸入会社を立ち上げたの(笑)年に2回買い付けに行けるから。

いやいやいや!! ”(笑)” じゃない(笑)

展示会のことを調べてたら、個人では入れなくて会社としてエントリーしなきゃいけなくて。そこから急いで税理士さん紹介してもらったりバタバタ準備して。会社立ち上げ3週間でイタリアに飛んだの(笑)

いや、だから!! ”(笑)” じゃないって(笑)
こんな具合にすごくライトだ。

イタリアの何が彼女にそれほどのインスピレーションを与えているのか?

母が多忙だったから、そのぶん姉と私を毎年海外旅行に連れて行ってくれて。その当時はまだアジア人差別みたいなのがあって、ヨーロッパのある国ではすごく嫌な想いをした。でも翌々年に行ったイタリアは全然違ったんだよね。びっくりするほど皆優しくて、陽気で、ちょっとふざけてて、テキトーで、そんなところが大好き!

彼女の夢はイタリアと日本を自由に行き来する生活をすることだという。

イタリア

そうそう。彼女はモデルだけでなく、ピラティスインストラクターとしても活躍を続けている。そこには3人の子どもを持つ母としての、こんな経験と思いがあるからだ。

ピラティスに最初に出会ったのは、それも姉にすすめられてやってみたのがきっかけ。「私が求めていたものはコレー!!」ってビビっときたの。

「いつかインストラクターになる!」を思ったという。
そんな折、彼女は1人目の子どもを妊娠出産。しかし産後の体型が戻らぬまま2人目を妊娠。

2人目の産後に改めてピラティスを取り入れながら身体のメンテナンスを始めたら、みるみるうちに体型が戻っていって!!産後のママに必要なのは、ピラティスのようなインナーに働きかける運動なんだって知った。

鈴木サチ3

モデル”鈴木サチの価値”は

モデルにしても、イタリアにしても、ピラティスにしても、彼女は飽きることなく一途に惚れ込み、長く続けている。

あんまりアレコレしないんだよね。電化製品とかも使うと長いの!電子レンジは2005年製のを使ってる(笑)

最後に余談でゲスイ話を聞いてみたくなった。モデルの金銭事情だ。
どんないやらしい話が飛び出るかと思ったら、そこにあったのはプロ意識の塊だった。

モデルって、出る媒体によって単価が全然違うの。”鈴木サチ”というモデルをする1日に変わりはないのに、金額的な差がありすぎる。具体的な金額を知ってると手を抜いてしまいそうで怖くって。常に同じテンションで仕事に向き合いたいからお金は見ないようにしてる。

なんだこの、普通にカッコイイやつ(笑)


「プロフェッショナル~仕事の流儀」のオマージュとして、この100人インタビューでも毎回同じ質問をして締める。

あなたにとってあなたとは?

モデルとしての鈴木サチと、個人としての鈴木サチは結構ちがくって。それも含めて、鈴木サチという人間を隅から隅まで楽しみたい!

個人としての鈴木サチは全然ダメだと彼女は笑うが、きっとその差が振り幅となり、”鈴木サチ”を深めていくのだろう。

鈴木サチちゃんのブログはこちら
https://ameblo.jp/suzuki-sachi/
鈴木サチちゃんのインスタはこちら
https://www.instagram.com/sachi_suzuki/

鈴木サチ2


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