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楽曲分析

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曲の分析(アナリーゼ)をします! 著作権が切れているものは楽譜も載せます。
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記事一覧

J.S.Bachヨハネ受難曲第一曲「Herr, unser Herrscher」分析①

 風船お化けラルパです。久々の楽曲分析記事。今回はバッハのヨハネ受難曲の第一曲目です。分析は今回もimslpの楽譜を使っています。  超有名曲なので、検索すると動画はたくさん出てきます。よさそうなのを一つ。(全曲なので長い動画です)  わりと長い曲なので、細切れにしていこうと思います。今回は前奏部分の骨子。前奏部分だけでも分析しがいのある曲です。(動画だと1分7秒までのあたり)  この前奏は大雑把に言うと、三声部+伴奏です。  三声部というのは ① フルート1及びオ

バッハロ短調ミサより「Qui tollis peccata mundi」和声分析

 さて、今回はヨハン・セバスティアン・バッハのロ短調ミサの中の一曲「Qui tollis peccata mundi」の和声分析です。  この曲はポリフォニックに作られているので、和声だけで曲分析するのはあまりにも不十分ですが、そこまで書くと記事が長くなるので今回は割愛させて頂きます。 分析はIMSLPにある楽用いて行いましたが、この楽譜には所々間違いがあるので、ご注意ください。(私の書き間違いにもご注意を)  まず、この曲は大きく四つの部分に分けられます。 第1~1

エドヴァルド・グリーグ作曲「Jesus Kristus er opfaren」分析

こんにちは。MARIE KIDS WORKS メンバー、風船お化けラルパです。 私は音楽のプロでもないし、独学でやってる人間ですが、ちょっと自分の勉強も兼ねつつ、曲の分析をやっていこうと思います。 今回の曲はエドヴァルド・グリーグ作曲「Jesus Kristus er opfaren」 アカペラの合唱曲です。著作権切れてるので、Choral wikiというサイトで無料で楽譜がダウンロードできます。http://www1.cpdl.org/wiki/index.php/J