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長崎くんち

コロナ禍で中止となり、今年4年ぶりに開催された長崎くんち。久しぶりで嬉しくて行ってきました。
今年の踊町は6ヶ町。
たくさんある町の中で、7年に一度当番の年が回ってくるのだけど、4年越しということは、今年は10年ぶりの奉納踊り。それはそれは待ち長かったことでしょう。

本石灰町  御朱印船

庭先まわりをしています。諏訪神社での奉納踊りを済ませ、お花(お祝い)をくださった店や家をこうして奉納踊りのお裾分けをしてまわってます。

長崎の中心街は庭先まわりをしている演し物を見ようとたくさんの人でごった返してました。



海外の人も多かったな。



今年の7月、知り合いの傘鉾棟梁が突然亡くなりました。
待ちに待ったおくんちを前に、、、

ありし日の棟梁


傘鉾(町のプラカード的なもの)



くんち愛に満ちた方でした。
彼自身が「招福」の存在でした。
棟梁の優しい笑顔と立派な衣装を身にまとった姿が昨日のことのように思い出されます。
わたしが小さな地元情報誌をしていた頃、くんち事始めを丁寧に教えてくださったのが棟梁でした。

今年のおくんちは棟梁のいない寂しいおくんちになったけど、甥っ子さんが後を継ぎ、お諏訪の踊り場馬で立派に傘鉾をまわしておられました。
きっと棟梁は長坂に座り、あの満面の笑みで誰よりも高い「ヨイヤー」の掛け声をかけていたことでしょう。 

出店もたくさん、やっと以前の賑わいと笑いが戻ってきた我が町。
長崎はこうでなくちゃ

いや、こうでなからんば!


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