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わたしの知っている下北沢



◇喫茶店について

20代前半の頃、下北沢の本屋さんでアルバイトをしていました。
いつも、バイトの前後どちらか、あるいは前後どちらも、喫茶店に入り一人で心を落ち着ける時間が必要でした。

淡い想念が行き交う

横長のお席は、目の前が本棚になっていました。手に取り興味深く読んでいました。
毎回、バゲットで作るフレンチトーストは完売で、食べられませんでした。
よく行っていたお店ですが名前が思い出せません。

◆喫茶店についての雑記

時々は、スターバックスやシャノアールなど、チェーン店のカフェにも入りました。
兎に角、冷静になる時間が欲しかった。そんなに殺気立って生きていたわけではないのだけど。
何に対して心の準備が必要だったのか。対人不安や、憧れに対してだったのでしょう。
いつも心や身体は疲れやすくて、頑張れなくなったらどうしようと不安になり、焦りがありました。
それでも、ライブに行ったり一人旅を敢行したり、親との対立を迫られたりしていたので、一旦気持ちを落ち着かせたい、また歩き出すためのお休みが無いとダメだ、と思っていました。

◇古着屋さんについて


ずっとあってほしいと願う古着屋さんは、今も下北沢にあります。
下北沢を思い出す時に、必ずそのお店での記憶が一緒に出てきて、心がふんわりします。

6月の平日に、行きたい古着屋さんがあって、下北沢へ行きました。
大体の場所しか覚えていなくて、ネットで調べてみてもピンとくる名前が出てきませんでした。
この辺りだった筈、という小さな範囲内をきょろきょろしたら、ありました。
エティエンヌ・マルセルさん。嬉しい、嬉しい、見付けた、此処にあった。
お店の中に入ると雰囲気は変わっていました。お洋服の量がボリューミーになっていました。
このワンピース可愛いなぁと見ていたら、店員さんが話しかけてくれました。
早速試着をしたくなり、スカート2着を追加して、着替えました。
3着どれも良かったけれど、最初に手に取ったワンピースをお迎えしました。
お店のお姉さんがベルトを提案してくれて、選んだ物は柄物の布のベルト。
ワンピースは青×ネイビー×白のチェック、ベルトは白×黒のチェックです。柄物同士ですが不思議と合うので、お洒落さんになれるのでは!!と併せて購入しました。

◆古着屋さんについての雑記

下北沢でバイトをしていた頃の後半、私は古着屋巡りに欠かせない街の一つ、高円寺に住んでいました。
当時着ていたお洋服はルミネに入っているお店の物が多かったのですが、たまに古着屋さんでお買い物をするのがスパイスでした。気持ちの良いアクセント。
下北沢の古着屋さんは、品の良さに気付かせてくれました。
人と話しても怖くないことにも気付かせてくれました。

誰かが気に入って着ていて手放したお洋服を、今見て手に取る私が着たら、そこに何かをプラスしてみては?
足し算なのに凄いのは、そこはかとない品をまとうことができるところ。
古着での引き算はまだ知らないのですが、ご存知の方いらっしゃいますか?教えていただけると嬉しいです。

◇私の知らなかった下北沢について

初めて入ったミルクティーのカフェ、8joursさん。

紅茶の味わいの強さ、香りを選べます。

先週、初めて入りました。平日のお昼だったためか、静かな店内でゆっくり過ごせました。
天井からドライフラワーが吊るしてあり、ボタニカルな雰囲気。

ミルクティーを本格的に味わいたいひとには行ってみてほしいお店です。

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