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【生き方】自分の正論を押し付けない方法、人の話を最後まで聞き、相手を一旦受け止める

 こんにちは。昨日のnoteを今朝アップしたので、本日の記事は時間が遅くなりましたが、今から書いてみたいと思います。今日は、過去の自分を振り返って、今、感じていることについてまとめてみます。

 昔の私は、自分の考えていることが正論、と思って生きてきました。それが良いときもありましたが、いつも良いわけではなく、もちろん自分の正論が相手の正論かどうかというのは別の問題ですよね。それを理解していなかった私は、人の話を最後まで聞くということができていませんでした。話の途中でも、「いや、それは…」のように相手の話に割って入って、意見していました。

 大学卒業してから、1年間フリーターをしている時期があったのですが、色々な事情が重なって、その後、アルバイトで働いていた学習塾で正社員として採用していただくことになりました。

 社会人になってから、順調にキャリアを積んでいたわけですが、ある時上司に言われたのが、「お前は本当に人の話を聞かないな。自分の考えがあるのはわかるし、その意見が良い意見かもしれないが、まずは、誰かが話をしている場合は、その話を全部聞け。そして、自分なりに解釈した上で、その上で自分の考えを述べるようにしろ。そうでなければ、チームで仕事ができない」と言われました。衝撃でした。それから、自分の話をする前に、相手の話をまず、全部聞いて、その上で、考えていることを述べる、をやってみました。そうすると、ただそれだけのことなのに、どれだけ自分が今まで人の話を聞けていなかったのかを、知ることができました。私の頭の中を観察していると、人の話を聞きながら、常に自分の考えをまとめており、自分の正論を相手に押し付けようとしていました。

 その自分を知ったとき、まず私がしたことは、簡単なこと、とにかく相手が話し終わるまで口を開けない。ただそれだけ。どれだけたくさんのことを考えていたとしても、まずは相手の話をしっかりと理解しようとすること。どうして相手がそういう話しをしているのか、なぜそういう意見を持っているのか、相手の目線になって話を聞くようにしました。簡単なようで、それまで自分の正論しか考えてこなかった私にとっては、慣れるまでに時間がかかりました。

 例えるなら、出された食事を、まずそうだから、という理由で食べないのではなく、どんなものであっても、全部だされたものは食べてみる。そのうえ上で、自分なりの考えを述べる。今では、この意見の食わず嫌いをだいぶ克服できるようになってきたと感じています。

 また、答えは一つではないということ。これも固執していたように感じます。自分の考えのみが正論である、という。本当の答えなんてものはないのだ、意見が出せるものについては、どの回答であっても、それも答えとして考えられる頭がいる。ただ、目的があった場合、どの策が最善の策かを全員の意見から検討することは必要だったとしても、考え方がそれぞれあるということを知る、次のステップとしてこれを乗り越える必要がありました。今では、だいぶ柔軟に考えられるようになってきたとは思いますが、時々答えを求める自分がいて、修行がいるなと感じています。

 最近、ますます感じていることは、答えを求めすぎない、そして、答えを与えすぎないこと。これが答えだと考える強さのある人の周りには、答えを求める人が群がります。答えなんてものはないんだ、自分の考えていることも答えだし、相手の言っていることも答え。ただ、何か達成したい目的があって、その方法を考えたときなど、具体的な場合は答えというか、最短距離で叶える方法はあると思います。それは、経験者に話を聞いて、実践していくということ。ただ、その場合でも言えることは、誰一人として同じ人生を歩んでいる人はいないし、周りの環境だって、人それぞれ全然違うわけだから、やはりそれが完全なる答えではないということ。

 しかし、会社などのチームで仕事をするときは、また別ですね。全体の方向性を理解したうえで、自分の立ち位置を理解し、その上で自分をどのように活かしていくのか。好き勝手、自分の考えだけで取り組むことはできませんよね。私は、集団の中にいても、そうやって自分の正論をどうやって通そうかと考えてばかりいた気がします。自分は全体の一部であり、全体には流れがあり、そうやって客観的に観察する力が本当に弱かったと振り返って感じています。

 今は、会社に所属してはいませんが、人と関わりながら生活していく中で、どのような距離感で人と関わっていくのか、自分の信念は持っていていいと思うんですね。ただ、誰かの信念を否定したりすることはありえないし、人は人、自分は自分と、区別して考えなければならないなと、振り返っています。

 まずは、人の話を最後まで聞くこと。そして、そのすべてを一旦自分の中で咀嚼して感じてみる。その上で、自分の考えを述べるようにすること。また、答えはいつでも一つではないということ。自分の正論が、自分以外の人の正論かどうかはわからない。ということをしっかりと理解して、これからも人と関わっていきたいな、というお話でした。

 長いうえに、とりとめない話になりましたが。。。それでは、また次回~^^*

 

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