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僕らのお店は、売るモノがないけど、売りモノはある

モノが溢れる時代と言われる昨今、食品ロスやプラスチックごみの廃棄問題なども注目を集めるようになりました。

そんな今、秋葉原アトレに2020年2月10日
売るモノがないお店を僕らはオープンさせます。

ウラナイのお店です。

この店のオープンまでの経緯を紹介いたします。

これまでの経緯

はじまりは2016年くらいの夏だったと思います。家族旅行で訪れた沖縄で子どもとダイビングをしに行く最中、神保さんから1本の電話を受けます。

「鯉沼さん、催事案件を受けたんですが、うちが対応できなくて。鯉沼さんとこで引き受けてもらうことは可能ですか?」

「どんな案件ですか?」

「松戸の駅ビルでの催事で、来月なんですけど。詳細は先方の担当に聞いてほしいです。後ほどメールします。」

「かしこまりました。今、沖縄に旅行来ていて、ホテル戻り次第メールで連絡させていただきます。」

こんなやり取りで催事を受けることになった。
その後、また冬に同じ案件を引き受けることになる。

催事の場は、建物の屋外に面した場所で冬はなかなか過酷な環境になり、警備員の人にはスタッフの体調を心配されながらも無事こなすことができた。

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そして、また次の夏の催事を引き受けた後、冬の催事の話をもらうと同時に店舗に空きが出たため、店を出さないかという打診をいただいた。1月いっぱい催事をやって、2月から店という話で、1月催事中は身動きがとれにくい中、店の内装の手配を行い、催事が終わると同時に自分たちで内装をすべてやった。

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内装といっても、撤退するそば屋のものを利用していいという、現状引き渡しなので、床と壁をいじるくらいで、少し前に流行ったDIYみたいなものだ。私も含め、スタッフ4人で3日で終わらせる。今思うとよくできたなぁと思う。それと。

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私がこの道に入ったきっかけは、神先生という方と出会ったことがきっかけで、今回縁を結んでくれたのも、先に挙げた神保さん。おふたりとも”神”が入ってるから、まさに神がかり的な流れだなと感じました。

想い

僕らはもともとお店をやる考えがあったかといえば、IT系サービスで活動しており、アプリ中心のサービスだったので、そもそもそういった発想や概念がなかった。

けれど、実際にお店をやっていく中で人との繋がりの楽しさを学んだり、自分たちのサービスで人のためになることができることに気付いた。そして自分たちでやってきた店がフロア改装で閉店を迎えることになった際、これまでお店に来てくれたお客様から、『どこに移転するのか』『いつここに戻るのか』『またお店をやってほしい』とそんな声が直接告げられたり、メモや手紙でいただいたりしたことで、私も含めスタッフの心の中では新たなお店にチャレンジしようという想いがかすかに芽生えたのだと思う。

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今まで仕事をしてきた中では、そんな言葉を直接かけられたことがなかったから。

計画

そんな気持ちが芽生えても、僕らがすぐに代わりの店を用意することはできない。これまでの店はあくまでスポットで、改装後には戻れないのだから。系列の駅ビルに出したいと思っても、まず会社の信用力で出すことは不可能だということを知っていた。たとえば、他の商業施設なら会社の信用などはさほど問題にならないのだが、ここはそれがないとダメで、センター試験の足切りのようなものがあるのだ。

ここでやるためには必要なものをまず揃える。そして、いつか戻って来ようと決意した。

いくつかの場所でテスト催事を行った。どの場所もなかなか思うような反応にはならない。

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そんなある日、一度催事を行った吉祥寺から声がかかる。

コピス吉祥寺という商業施設への出店の話だった。

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これで信用問題は解消につながるとすぐに気付く。そして、店のOPENが決まった段階でプレスを打った。これが実を結ぶ。

OPEN1週間後に、駅ビルから声がかかった。当時の店の状況を知る方が声をかけてくれたのだ。

こうして2020年2月10日 ウラナイのお店をOPENさせる。

このお店で実現させること。

1.現代の駆け込み寺になる

松戸の店では、駅ビルということもあり、いろんなお客様がやってきた。そんな中で年に3件ほどは死にたいという人がいた。僕らのサービスはそれを思いとどまらせることができた。だから、今回もそれをやっていけるようにしたい。吉祥寺の店でも、子どものいじめや虐待防止の活動を行っており、僕らとしては今後もこうした活動は利益云々ではなくやるべきだと思っている。

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2.海外の足場作り

この地が巡ってきたということは、ここで僕らがやるべきことがあるんだと思う。秋葉原の話が出る前から、海外展開を事業計画に組み込んでおり、このタイミングで出店ということは、ここで海外への布石を打つということなのではないかと考えている。だから足場を固めるところは、焦らずにしっかりとやっていきたい。

3.復興

僕らのいる業界はだいぶイメージが悪い。真面目にやってる者が正当な評価を受けられる環境がなく、フリーミアムモデルの負の影響ともいえるスパイラルが回っている状況だ。これを変えるキッカケを作り、本来あるべき姿に戻していきたい。

僕らのお店は、お客様を〇(マル)にするサービス

僕らの店の名は、”マリーシェル
始めの文字と終わりの文字だけ取ると、〇(マル)になる。
お客様がお店を出る時に○(マル)になってくれればいい、そんな想いも込めている。

ローマ字では”Mari-Ciel”になるが、アルファベットを入れ替えると、
"Miracle"という文字が含まれていることがわかる。
『i-Miracle』自分で奇跡を起こすという願いを込めている。

僕らが提供するのは、『占い』で
『占い』というと、当たり外れがフォーカスされる。

でも、大事なのは”当たる””当たらない”とかではない。
なぜなら不幸なことと当てても、誰も幸せにならないから。

だから僕ら”Mari-Cile"はそこを目指すことはしない。
あくまで僕らのお店の名のとおり、占いでお客様を〇(マル)にすることをやっていく。そして、本人が奇跡を起こせるようにできたらいいなとも思えるから、そのサポートを占いでやっていく。

だから、店名は『マリーシェル占い館』とし、副題で”~たまに魔法がかかる場所~”とした。

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#秋葉原 #マーケティング #お店 #占い

チャット占いUranow(ウラナーウ)、電話とチャットでウラナッテの占い師管理、マリーシェル占い館の運営を行っています。