ドーナツ

ダンキンドーナツ・テクニシャン

ボストンにも通勤ラッシュはあります。日本の東西線の大手町付近の、内臓を圧迫されて生命の危険を感じるくらいの乗車率(ローカル話ですみません)程ではありませんが、日本と同じくらいの時刻、8:20くらいは、立っていると隣の人の息がかかるなあ、うわっ、私、今朝歯磨くの忘れたじゃん!厳重に口閉じてよう・・・あ、前のお姉さん今足踏んだなあ。くらいには混みます。

こんな車内ではパズドラをすることもできないので、大抵ぼーっとしてしています。
先日はイケメンを見つけました。
ですが、どこか違和感を感じました。
ん?彼は、かっこいいイケイケサラリーマン風なのに、どうしたことか、アイスコーヒーのストローにドーナツを通しているぞ・・・
なんて、なんて残念なんだ・・・

しばし、眼を閉じて思いを巡らせます。
・・・でも、よく考えたら、確かにめっちゃ持ちやすい上に、包装紙減らしてめっちゃエコロジーじゃない?
そうだ、狭い車内で、場所を取らないように、自分の荷物を縮小しているんだ!
若干、隣の人にドーナツにかかったチョコが付きそうだけれども!
いやいや、イッツ・ソー・クール!
彼こそが、彼こそが、ボストンが誇るやり手のイケメンサラリーマン・・・

そんなことを考えていたら、研究所のある駅に着きました。
本当に、少しの間に英語のリスニングでもしていれば、英語も上達するものを、ついこんなくだらないことを考えてすぐすぎてしまう通学時間です。

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