造語の作詞<その1:ことのはじまり>

 Funczion SOUNDSでボーカル、作曲、作詞、広報なんかを主に担当しておりますMaricaでございます。

 先日縁あって「迷宮無頼漢の生命保険」サウンドノベルのBGM、主題歌にかかわらせていただきました!
 序章最終回(プロローグ⑪)で小倉結衣さんが歌う主題歌が公開されております。ぜひぜひ、お聴きください!


 この主題歌制作に際してワタクシ大変貴重な経験をさせていただきました。そう、人生初の「造語による作詞」です。
 Funczion SOUNDSを昔から応援してくださってる方のうちの1割ぐらいの方はもしかしたらご存知かもしれない幻の!?アルバム「Los Tafisti」Papillon Unionさんとの合同企画でした。非常に懐かしい。)で造語の歌唱は経験したことがあったのですが(このときの作詞はなんとMy実姉。その説は大変お世話になりました)作詞からやったことはないし、その相談いただいたときの私はもう本当にお仕事パッツンパッツンでとても新規のお仕事を受けられる状況ではなかったのですが……

 ひとはね、面白いことのためなら時間を作れるのですね!「造語作詞やったことないー。やるー」とうっかり二つ返事。
 てなことで、人生初経験、させていただきました。

 ・原作:Deetwoさん著「迷宮無頼漢たちの生命保険」
 ・歌唱:小倉結衣さん
 ・編曲:BB先生こと馬場井英之さん
 ・作曲・作詞:Marica
 という座組で進行することに決定し、いざ制作に入りました。

 まず原作小説を読み、自身のウィザードリィ脳を活性化させてから作曲。
 このときの私はまだ造語作詞をナメていたと思います。「まあ歌いやすい感じでカッコよく聴こえるように作詞すればよいのだろう」ぐらいのね、キモチでいたと思います。馬鹿!

 メロディにOKいただいたので鼻歌を歌いながら作詞に入りました。
 このとき「対訳を用意しよう」と思い立ってエクセルの歌詞の右側に日本語の対訳を書いていきました。
 というか、頭サビは響き先行で書いたあと、Aメロ以降は対訳から先に作詞しました。

 これが吉と出たかどうかは誰にもわかりませんが、奇跡的にDeetwoさんのご要望にガッチリマッチしていたので良かったのかなと思います。

 最初に気づいたのは「あれ、この単語さっきもあったぞ」ということでした。
 そう、対訳から先に作成していくと、どうしても同じような意味の単語が複数回出てきます。
 もちろんそれは「古代アカシニア語」でも同じ単語になるはずですよね。
 そう、私はここに来て気づいてしまったのです。

 あ、これ言語作らんと作詞でけん。

つづく!

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