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お化粧嫌いとセカンドレイプ

どうも、最近「時間足りない〜」と思えるようになって嬉しいまりあさんです。

「セカンドレイプ」という言葉は知っていますか?

「セカンドレイプ」とは、レイプや性犯罪、性暴力の被害者が、「性被害」を誰かに訴えた時に、配慮が欠けた対応により、もう一度嫌な目にあうことです。

レイプされたと訴えたのに、「あなたにもスキがあったんだから、仕方ないよね」と逆に非難されるみたいなアレです。

▽詳しい定義はこちらから
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%BB%A5%AB%A5%F3%A5%C9%A5%EC%A5%A4%A5%D7

最近、痴漢や性的暴行の話題だと出てくると思うのですが、私は【お化粧】の話題でセカンドレイプを受けたことがあります。

今日はお化粧のセカンドレイプと私が化粧嫌いな理由についてです。

■化粧したくないってそんなダメな発言?

これから書くコメントは全て本当に言われたことです。

上司(男)
「化粧してこない人はマナーがなってない。化粧しているきれいな人と仕事するほうが、ノーメイクの人より、不快にさせないという気遣いを感じられる」

同期(男)
「肌が綺麗な娘じゃないと喋りたくない、仲良くしたくない」 

先輩(男)
(ノーメイクでオフィスに向かっていたとき)、「大丈夫?」と声をかけられる

(理由)ファンデーション塗っていなくて、顔色が悪く見えたから(うるせぇホットケ!)

女友達
「そうは言っても、慣れれば大丈夫になるよ。私も初めは違和感あったし慣れなかったけど、今では化粧をしないと外に出られなくなった(笑)」

上司(女)
「化粧したりスーツ着ると、よし!今日も仕事しよ!って思えるからオススメだよ」

先輩(女)
「いやーAちゃんも昔は化粧、本当に下手だったから、一時はどうなるかと思ったよー(笑)」

先輩(女)「(薄化粧の後輩に向かって)今日、Bちゃん、メイクしてる?」

うるさーい!!!ほっといてくれと思いませんか?
化粧が嫌いと女性が言ったり、化粧を控えめにしているとこんなこと言われるんです。

これは立派なセカンドレイプです。男性だったらまず言われない、立派な性差別です。

■化粧が抱える4つの矛盾

私は化粧が好きではありません。

それは私の顔があまり化粧映えしないのもありますが(腕に自信のある人は私の顔を変えてみてください)、私はそもそも化粧という矛盾に満ちた行為が好きではないからです。

▽化粧が嫌いな女性は意外と多い

【好きじゃないポイント】

①肌に悪い+用意に時間がかかる

わざわざ時間をかけて肌に悪い粉をつける意味が分かりません。

化粧の後はクレンジングしますが、この行為も、わざわざつけたものを落とさせるという手間を強要しています。

②大人になり急に「義務」になった

義務教育期間中は化粧はご法度でした。

化粧は学業と関係ないもの、熱中すると学業に支障をきたすものとされ、化粧は禁止されてました。リップクリームやハンドクリームならぎりぎりオッケーな世界で、化粧をすることは反逆、不良の領域でした。

しかし、大学生から先、急に化粧は女性のマストアイテムになります。女なら化粧をして当然でしょう、のような免許が突然解禁になり、みんな普通に化粧をし始めます。

私は学生時代、化粧をしなくて別に困らなかったので、素顔のままで生きていきたいのです。正直、あんな粉をつけた程度で「ワタシ」自身は変わらないし、化粧をしている私を好きだと言われても、なんか嘘をついているみたいです。

③性別による化粧の評価差

しかも、女性だけ化粧を強要されて、男性は全く化粧をしなくてもいいという謎の性差別もムカつきます。

おっさんは脂でテカテカの顔していても、ただ汚いだけで終わりです。それがデフォルトで、仮に化粧して綺麗であればプラス得点になります。

女性は化粧できれいにしていて当然という雰囲気がどうしてもありますよね。

だから、化粧が薄かったりしていなかったりすると、普段通りではない、不真面目、普通ではないとマイナス評価されます。

■ドイツで感じた開放感

私は大学の時に一年間ドイツに留学しましたが、その時にすごく良く感じたのが「ドイツ人のお化粧のしてなさ」です。

スーパーやお店の店員さん、役所の人、待ちゆく人、ほとんど化粧をしてないのです。みんなラフで、ノーメイクで平気です。

(流石に高級なところとか、化粧品売り場ではみんな化粧してましたが)

そばかす、くすみ、シワも、まあこれは年をとった証だから!と加齢を楽しみ、「アンチエイジング」なんて言葉は存在しないみたいに生きています。

加齢やデコボコをお化粧で隠さなくてもいいのです。

対してティーネイジャー達はすっぴんだったり、バリバリにメイクしていたりと様々です。

メイクとかが好きなドイツ人の友達は毎日紫な黒などのリップで大学に来るので、「男受け?何それ美味しいの?」という態度が素敵でした。

お化粧は自己表現として機能していて、勉学とは関係ないことなのでやりたいひとはやってどうぞという雰囲気が素敵です。

■自分の好きなお化粧だけでいいじゃない

「会社に行くためのお化粧」が私はこの世で一番嫌いです。あれは誰のための身支度かというと、「気遣い」、つまり他人のための対人マナーのようなのです。

化粧してない日とか、化粧無しの日に「化粧薄いね」って言わないでください。

なぜなら業務内容と全く関係ない、個人的な趣向を一方的に責められるのですから。また、言われないにしても、言われるかもしれない、心の何処かでみんな思ってるのかもみたいなのが嫌でした。

勿論、好きなお化粧もあります。

・池袋の執事喫茶に行くときの化粧
・彼とちょっと表参道とか歩くときにする化粧
・YouTubeのメイク動画

好きなメイクの特徴は「自分の意思でやっている」という点です。こういうふうに見られたい・思われたいという意思を感じます。

会社のメイクはそうではないのです。加齢やデコボコを隠すための、他人に気を使うためのメイクです。

私はそんな化粧、したくありません。断固反対です。

どうかこの世の中が、この日本が、メイクをしてない素のままの女性を立派な人間と認める社会になりますように、、、

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今日は言いたい事が多くて長くなりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!!

それではまた明日!ばいばい!

まりあさん

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