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【エッセイ】ワタシの生活

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ワタシの何気ない生活をエッセイにしようと、月に1回ひねり出して書いています。 それらをココに残したいと思います。 一つでも読んでいただけたら嬉しいです。
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#エッセイ

号外🌈移住物語③その2【エッセイ】

金曜日といえば、共同運営の定期購読マガジン『虹色通り』🌈 今日は金曜日ではないですが、 「号外」を出してみます 𓂃 𓈒𓏸໒꒱· ゚𓂃 𓈒𓏸໒꒱· ゚𓂃 𓈒𓏸໒꒱· ゚𓂃 𓈒𓏸໒꒱· ゚ 先週の金曜日、「移住物語③」を投稿しました。 移住の最中、3つのアクシデントに見舞われたという内容を書きました。 👆 最中は「もなか」ではないです🤣    美味しくないアクシデントでした ❶引っ越し業者に本棚の扉のガラスを割られた! ❷冷蔵庫が我が家に入らない! ❸冷蔵庫のない生活

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【エッセイ】料亭Hが暖簾をおろした

 料亭Hの店じまいは、私を驚かせた。2023年上半期、一番の出来事だった。  料亭Hは、とある商店街の中にある。3階建ての建物で、門構えは木の引き戸、なんともいえない趣があった。それは大正10年創業という重みからきていたのかもしれない。初めて訪れた人は、思わず立ち止まってしまうだろう。私もそうだった。  私の住まいは、料亭Hの前を通って、商店街を5分ほど進んだマンションにある。ここに決めたのは、もちろんマンションが気に入ったからだが、料亭Hや商店街が醸し出すこの町の雰囲

【エッセイ】木曜日のひと

「同行援護従業者(ガイドヘルパー)」として働き始めて半年。週3日、視覚障害者の同行支援をしている。  木曜日は、87歳の全盲の男性Aさん。  朝8時50分、ご自宅へ行くと、いつも決まって玄関ドアを開けて待ってくれている。 「Aさん、おはようございます。今朝の体調はいかがですか?」  Aさんは、いつも玄関に腰をかけている。すでに帽子をかぶって、リュックを背負い、ジョギンクシューズも履いている。 「はられさんかい? 今朝はとても気分がいいよ。血圧は112の77。脈拍は62。体温

【エッセイ】デスクワークから肉体労働に転職して

「同行援護従業者」という仕事を知ったのは、今から3ヵ月前のこと。教えてくれたのは、弱視(ロービジョン)のリコさんだった。文字どおり、援護しながら同行する仕事。同行するのは視覚障がい者の方。「ガイドヘルパー」とも呼ばれている。 詳しく調べてみると、探していた仕事の条件にピッタリだった。太陽の光を浴びながら、体を動かす仕事。そして、人様のお役にも立てる、今度はそんな仕事に就きたかった。 資格を必要とするため、専門学校で研修を受けた。修了すると、就職先を紹介してくれたので、面接

【エッセイ】推しの歯科衛生士

定期的に通っている所がある。美容室とネイルサロンと、そして歯科医院。かかりつけの歯科医ではなくて、歯科衛生士がいる。今どきの言葉を使うと、私は彼女を推している。 彼女との出会いは、かれこれ10年前に遡る。歯に違和感があり、近所の歯科医院へ飛び込むと彼女がいた。年齢は私と同じくらい。 「歯茎の色が良くないですね。まずはお口の中をきれいにした方がいいですよね?」 彼女がそう言うと、歯科医は「そうだね。そうして」と答えて、奥に引っ込んでいった。 「この歯科医院は、先生より歯科

【エッセイ】私たちの先生が「時の人」となった

「本当にありがとう。僕は幸せな男だよ」 河崎先生のこの言葉を聞いたとき、「お祝い会」を開催してよかったと思った。「令和のわらしべ長者」となった先生を、旧受講生たちと祝うことができて本当によかった。 2019年、河崎先生による「令和版わらしべ物語」が始まる。 朝日新聞の投稿欄に、亡き奥様の遺品を手放す真情を吐露すると、多くの励ましや賛同の声が届いた。「泣ける」「前向きに終活できそう」とSNS等で大反響を呼び、あっという間にラジオ放送、テレビ放映、新聞特集、私たちの先生は「

【エッセイ】血が騒ぐ

「やったー、やっと献血ができる!」と私の血は騒いでいる。 400㎖の献血は、前回から16週間あけないとできない。16週間あけても、400㎖の献血は年に2回しかできない。ということで、今日は今年1回目の待ちに待った献血の日。 献血するときは「有楽町献血ルーム」へ行くことにしている。JR有楽町駅に程近い「東京交通会館」の6階にある。 平日の昼過ぎなのに、献血しようとする人の列が、献血ルームの外まで続いていた。10分近く待って、私の番がきた。献血カードを差し出し、受付を済ませ

【エッセイ】笑う「点」には福来る

 ♫チャンチャン チャラララ チャンチャンチャン♫  この1週間、私の鼻歌が止まらない。1枚のハガキが届いてから、ずっとこの調子。  それは年の瀬を感じ始めたころ、いつものように、演芸バラエティ番組『笑点』を観ていた。 するとテレビ画面いっぱいに、「公開収録のお知らせ」と出た。当たるはずがないと思いながら、ダメ元でハガキを書いて投函した。 o゚o。o゚o。o゚o゚o。o゚o。o゚o゚o。o゚o。o゚  松の内がそろそろ明けるというころ、一枚のハガキが届いたのだ!

2023年にやりたいこと25項目@元日の誓い

今年の目標を、次のようにつぶやいてみました。  今日は、このつぶやきを「エッセイ」に書いてみます。 よろしかったらお付き合いください。 o゚o。o゚o。o゚o゚o。o゚o。o゚  2023年が始まった。 今年も積極的にいろんなことをやってみたい。 ビンゴの形で作ってみる。 たくさんビンゴとリーチを出したい。 よし、決めた。 今年挑戦するのは、この25項目だ!    まずは、ビンゴカードのN列、健康面から。  睡眠時間は6時間以上とる。 夜10時にはベッドに入り、

続・公開ダイエットに挑む

o゚o。o゚o。o゚ 主治医が言った。 「いい数値ですよ! 総コレステロールとLDL(悪玉)コレステロールが基準値に戻りました。あれ? 痩せましたか?」 「先生、私4㎏痩せたんです」 「そうですか! それはすごいですね。薬を増やさず、このままでいきましょう!」 この言葉を聞きたいがために、108日間頑張ってきた。 主治医は60代後半で、往年の名優・加藤剛にちょっと似ている。S大学病院の加藤剛が、こんな嬉しそうな顔をするなんて。15年以上診てもらっているのに初めて見た

公開ダイエットに挑む

それはそれは驚いた。今年の4月17日、夫の赴任先のエジプトから帰ってきて、4カ月ぶりに体重計に乗ったときのことだった。大きな声で言えない。ここだけの話にしていただきたいのだが…… 67.5㎏!  4カ月で4㎏も太ってしまった。悲しいかな、私史上で最重量記録を出してしまった。身長は157㎝しかないのだから、肥満の中の肥満。 なぜそうなったのか。思い当たる節がある。コロナ禍だったので、ほとんど観光ができなかった。夫が住むマンションに缶詰状態。だから楽しみといえば、食後にテレ

2009年のクリスマス・イブ(テーマ:ある一日)

「もう12時を回ったよ、先に寝るから!」 夫に声をかけられて我に返った。夕食後、ずっとパソコンに向かってエッセイを書いていた。そうか、クリスマス・イブになったのか。今日はエッセイ講座と、その忘年会ランチがある。ちょっとしたサプライズを準備しているので、今から楽しみだ。いや、その前に講座の宿題エッセイを書き上げなければ寝られない。一夜漬けのやっつけ仕事は3時半に終わった。 6時半、目覚まし時計が鳴った。朝食を用意し、夫を送り出すと、もう一度パソコンの前に座る。エッセイを声に

【エッセイ】noteという街に住まう

 私には裏の顔がある。本名を出さないからできることがある。といっても、世間様に顔向けできないようなことではなくて、エッセイや写真日記を細々と書いては投稿している。だから本名だとばつが悪い。  裏の私は「はられ」と名乗って、noteというインターネット上の街に住んでいる。街のことは、エッセイ講座のNさんに教えてもらった。  note編集部の言葉を借りると 「だれもが創作をたのしみ、その過程や作品を発表して、応援しあう場所です。アマチュア、プロ、個人、法人を問わず、たくさん

【エッセイ】私がプロデュースしたら(テーマ:財布)

 テレビショッピングを見ていると、芸能人や人気占い師がプロデュースしたという財布が紹介される。煎餅をかじりながら、「そのリボン、必要ないでしょう」とか、「ポケット小さすぎる」とか、文句をブツブツ言いながら、けっこう真剣に見てしまう。  私にもプロデュースの依頼がこないだろうか? いや、こない! そう言い切ってしまうと、このエッセイは続かない……。  これから「私がほしい財布」をプロデュースするつもりでご説明しようと思う。あなたなら買うか、買わないか、ジャッジしていただけた