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恥ずかしげもなく愛について語ろう〜第3回『愛の億万長者」ジェームス・スキナー


私自身ちょっと悩んだ時に、この本をもう一度開くと、やる気が爆上がりします。

<この本をお勧めしたい人>

・これから自分にぴったり合うパートナーと出会いたいと思っている人
・自分らしい結婚をしたいと考えている人
・パートナーとの関係をよりよくしていきたいと思っている人

このような方々に、強烈にお勧めしたい本です。


字が比較的大きくて、理解しやすい易しい文章で書かれていますので、あっという間に読めてしまいます。

ただ、「重要なところが多すぎて線を引くところが多すぎる!」と言う理由で少し時間はかかるかもしれませんが・・・。

第3回『愛の億万長者」ジェームス・スキナー


『愛の億万長者』は、あなたが人生の中で読む最も大切な本のひとつになることだろう。

このような書き出しから始まるこの本は、まさに私にとって間違いなく手放せない最も重要な本のひとつです。


今まで私がこちらでご紹介した本は、全て男性著者の本なのですが、

男性であっても愛やパートナーシップについて悩んだり、
自分の愛し方やパートナーとの関係をよりよくしていこうと
あえて愛について学ぶ時間を取り、研究されてきたと言うことに、
勇気をもらえると思いませんか?


この本は、かの有名な大人気セミナー講師のジェームズ・スキナー
(James Skinner)さんが書かれています。

こんな成功者でも愛やパートナーシップにおいては、苦戦されてきたんです!!

それだけ愛やパートナーシップは難しいけれど、学ぶと人生全体が豊かで幸せを感じられる自分になれると証明されていると言っても過言ではないと思います。


人間関係はもらう場所ではなく、与える場所である


よく人脈作りが大事と言われますよね。


人と知り合う目的が、「相手を利用し、何かしらのメリットをもらおうとしていることが見え見えな人」と出会ってしまうことがあります。

全くこちらと関係性を築こうとしている様子はないのに、「紹介してください」とか、「話聞かせてください」とか、「一緒にコラボしましょうか」とか。

例えば、SNSでつながっているにもかかわらず、全く投稿も見ていなくて、ちんぷんかんぷんなことを言ってきたり、「一からあなたが何をしているのか説明してください」
と言われた時、本当に吉本新喜劇みたいにコケそうになります。


私のこと、ほとんどリサーチしないで一緒に何かやりませんか?とか、よく言えるなと感心するくらいです。


いわゆる「愛の億万長者」は、これとは反対のアプローチをすると、スキナーさんは言われるわけです。

人間関係、異性関係を「何かをもらう場所ではなく、何かを与える場所」と捉えています。
人に会う時、「この人のために私は何ができるだろうか。この人にはどのような愛や友情を示すことができるだろうか」と考えます。
自分は愛をもらっていないからと言う理由で、他の人に愛を示すことを恐れる人たちが多いことでしょう。
しかし、自分から愛を示していなければ、愛情をもらう機会を失う一方です。

私はこのフレーズに出会った時、本当にこう言う気持ちでした。

「私だってあの人達から愛をもらってないもの!何で私から示さないといけないの?」って。


でも、私はどういう人間でありたいのかな?と考えた時に、まさにこの「愛の億万長者」になりたいなと言う思いが出てきました。決して「愛の物乞い」にはなりたくないなと思い直しました。

それからは、ずべこべ言わすにやってみようと、「自分自身のギフトを世界に差し上げる」と言う気持ちでやってみようと思えるようになりました。


だから、私からお会いしませんか?とお願いする際には、何らかお相手にプラスになるようなことを差し出せることを意識して、お会いするようにしています。

お節介おばさんにはなりたくないけれど、そこは自然にできるようにしたいなと試行錯誤中ではあります。


きれいに関係を終える


最近特に思うのですが、お別れの時にどのような別れ方をするか?が、愛のある人かどうかがわかる瞬間。まさに人間性が問われるときではないだろうかと。

一緒にいる間は口で色々言っていても、最後の別れ際がよろしくなければ、恨まれて終わる、憎しみあって終わることになりますよね。


「自分だけ嫌だったという気持ちをぶつけて、終わりにできればいいや」と思うのか、「相手に嫌な思いをさせたくない、しこりを残さずに終わりにしよう」と思うのか、その人の気持ちで全然対応が違います。

まさに別れの仕方やその際の考え方を学ぶことにより、愛を学べるのではないかと思うくらいです。


スキナーさんもこのように言っています。

「恋が終わる時に、きれいに終えられるかどうかが、「愛の億万長者」の大きなお試しなのでしょう」
愛することというのは、相手の成長を望むことですから、お別れした後も、相手の成長を望み続けることが大切ですし、自分の中に愛の泉があるならば、相手の幸せを望み続けるはずです。


そうか、相手の成長や幸せを望んでお別れができることって、精神的に成熟している感じがしますね。


そうは言っても、恋愛や夫婦において相手から別れを告げられてしまった時の辛さ、これはどう捉えたらいいのでしょうね。


電車に乗っていると想像しましょう。途中でいろんな人が乗り込んできますし、途中下車をする人もいます。
一緒に旅を楽しみ、外の美しい景色も共有しています。しかし、目的地が違うことはよくありますので、途中で乗り換えたりすることもありますし、別れなければならない時もあります。
そして、ごく珍しく同じ目的地を持って、旅を最後まで共有できる人もいることでしょう。
これは全て喜ぶべきことであり、人生の一環なのであり、自然な現象であり、愛を感じる機会であり、私たちの旅路そのものと言えます。


なるほど、最終の目的地が違っただけのことなんだな・・・

そう思えると、だいぶ気持ちが楽になりますよね。恋愛やパートナーシップが終わったからと言って、相手のことを悪く思う必要がないということなのですね。


私が色々な本の中で「別れ」の部分に注目してしまうのは、もう一つ理由があります。

それは愛犬の死で、大切なマリアとお別れをしなければならなかったことが辛くて、どう気持ちを持っていけばいいのかのヒントを探したかったということもあるのです。

相手と接するそのものの理由が自分の愛を占める場所を確保することであり、そのような機会を与えた相手に対して、自分の愛を受け止めてくれたことに対して、感謝の念を抱きながら別れると、気持ちよく次の愛を迎え入れることができるはずです。

このフレーズを読んだことで、愛犬マリアに対して「私にあなたを愛させてくれてありがとう」という感謝の気持ちを持ってお別れを受け入れようという覚悟が決まった気がします。


この感謝の気持ちが、ただただ悲しく寂しい気持ちを癒してくれた気がします。


男と女の「違いをもたらす違い」


私自身、結婚をサポートする仕事柄、男性と女性の違いについてはたくさん学びましたが、この本が一番わかりやすく男女の違いを理解できると思います。


しかも根底に「愛」を持って。

パートナーシップをもっと円滑にしていきたいと思う人は、
この本の『男と女の「違いをもたらす違い」』という第3部を是非読んで見てください。
きっと一気に悩みの霧がパーっと晴れることでしょう。


今回も私が読み返して見て、改めての発見は

「男性はチャレンジによって成長する。褒められることによって成長するのではありません」

というフレーズでした。

どんどんパートナーのチャレンジを応援していかないとなと気持ちを新たにしました。

それに対して、「女性たちはチャレンジによっては成長しないのだ、褒められることによって成長する」とスキナーさんは言っています。


男性がやってきて「そんな不細工な顔してるんじゃねーよ、もう少しくらい化粧でもしたらどうなんだ!」と女性に向かって言ったらどうなるか?

はい、これで普通関係は終わりですね・・・。

女性は「きれいですね」と言われることで、「この人のためにきれいになろう!」って思えるそうですよ。


でも、なんとなくですが・・・

私の場合は「何くそ、じゃ頑張ってやろうじゃないのさ!」となりそうで。

私の場合は早急に脳内の性転換が必要のようです。

またまた今日も長くなってしまいました。
まだまだ書ききれませんが、今宵はここまでにしたいと思います。

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<プロフィール>

クレーン 美幸(Miyuki Crane)

・結婚したい人のコミュニティー マッチモア アカデミー校長
・クレーン式コミュニケーションスクール主宰


神戸・東京の企業にて人事採用・教育研修業務に長年従事、2006年にイギリス系日本人男性と結婚。
現在結婚14年目。

大学卒業後、神戸のアパレル企業、東京の教育人事制度コンサル、英会話教室など大手企業等に勤務。
人事・教育研修、マーケティング、広報などの仕事に従事。

7年間結婚相談所を運営し、会員のほとんどが約6ヶ月の婚活期間での成婚を出してきた。

「大学中退の人は嫌です」「転職が多い人は嫌です」「ご両親が離婚している方は避けたいです」
「年収が●●万円以上でないと嫌です」というような、

その人の本質を見るよりも、条件での結婚相手選びの環境提供をしていることに違和感を感じたことで
「条件ではなく、その人の価値観や本質を見ていく婚活」を勧めたいと決意。

新しい時代にあわせて、令和スタイルに恋愛観をアップデートした結婚の新しい価値観をつくっていく
ことを目的に、結婚したい人の結婚コミュニティーを運営中。


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