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56 火山旅(かざんりょ)
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~ 孤独、旅愁、彷徨う ~
- 流浪の象 〜 流離う旅人 -
☆卦辞:旅。小亭。旅貞吉。(りょは、すこしくとおる。りょはていにしてきち。)
☆彖伝:彖曰。旅小亨。柔得中乎外。而順乎剛。止而麗乎明。是以小亨。旅貞吉也。旅之時義大矣哉。(たんにいわく、りょはすこしくとおる。じゅう、ちゅうをそとにえて、ごうにしたがい、とどまりてめいにつく。ここをもってすこしくとおる。りょはていにしてきちなり。りょのときぎおおいなるかな。)
☆大象伝解説:象曰。山上有火旅。君子以明愼用刑。而不留獄。(しょうにいわく、やまのうえにひあるはりょなり。くんしもってあきらかにつつしみてけいをもちい、しかしてごくをとどめず。)
キーワード:
旅行、親しき人と別れる、心寂しい、行き先迷う、芸術学問吉、文学美術、散財、居所失う、流浪、外に知らせる、アウトプット など
☆序卦伝:「大を窮むる者は必ず其の居る所を失う。故に之を受くるに旅を以ってす。」
豊の卦の次に旅の卦があります。盛んなものは栄枯盛衰、必ず衰えますので、盛大な事の頂点に達する時は、必ず大いに衰え、自分の居場所も失うようになります。ですので豊の卦の次にこの孤独な旅の卦があるのです。旅は旅行の卦であって、自分のいる場所、家を失い定めない旅行をするのです。放浪、流浪の旅をするについての道を説くのが火山旅の卦なのです。
★解説&運勢★
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