親

「先王持って万国を建て諸侯を親しむ」

　　　　　　　　　　　　　　易経　水地比より

「親」という文字はよく、木の上に立って親が子を見守る様子、と、解釈される事があります。成る程そういう風に見えますね。私は自分の親にそのように見守って貰えなかった分、自分の子供達はしっかり見守り育てました。きっと、子供達からはウザい母親だと思われた事でしょう。

易経には「水地比」という卦があり、この卦は「親しむ」事を意味します。

親＝親しむという言葉にも使われますね。

「親」という文字は、木を切る様子を見ながら、辛＝自分の身を切られる程の痛み辛さを想像し、感じ取る、というようにも見えます。相手の痛み、苦しみを自分の身に起きているように感じ取り、こんな事をしたら悲しむのではないか、傷つくのではないかと慮り合える想像力、互いに大切に思いながら励まし合い、痛み苦しみを理解し合い助け合い支え合う関係を「親しむ」と解釈します。それが易経の卦の「水地比」の言わんとするところの、人との交際の在り方であり基本と思っています。

自分が利用できそうな相手、何かしら利益を得られそう、そういう相手に媚び諂い取り入る事は「親しむ」とは言わないと思っています。

今はSNSで簡単に誰とでも繋がる事が可能となりましたが、人との交際の在り方の基本は、5000年も昔から何ら変わっていないのだと改めて思います。

個人的に、友達とは年齢立場性別国籍一切関係なく対等な関係が心地良く感じます。　実は今、『新月の雫』マガジンの６０話を書いておりますが、このところ私も忙しくなりましたし、６０話で暫くインターバルを置こうと思っております。ですので６０話は結構長くなってしまうと思います。
そんな６０話の最後にこの曲⬇️を置こうと思っております🍀　（私が描きました、と言いますかグループチャットでの無茶振りで描かされてしまった、『新月の雫』メンバーの下手過ぎる似顔絵も記念に披露致します（笑）麗香さんに絶対笑われてしまうわ💧）R-18指定でスタートしました『新月の雫』がまさか「友情」や「愛」が大きなテーマになるとは、書き始めの頃は全く想像しておりませんでした✨　その辺りが私にとってとても嬉しく、書いて良かったと思えるところです💓

こんな（変な）私をおおらかに受け止め、親しんでくださる数少ない友人達との友情に、心より深く感謝致します🙏✨これからも仲良くしてね〜😘💕✨