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独り易学研究会 離婚の占いで風天小畜初爻

占い師を長年やっていると、矢張り研究会などで色々な占例等の意見交換をするのも大きな学びとなりますし、20代の若い頃は勉強の為、研究会には必ず出席しておりましたけれども、元来人見知りで大勢と交わるのが大の苦手な偏屈人間で、ひとり静かに学ぶ方が合っているという超我儘変人ぶりが年を重ねる毎にどんどん酷くなり、よく、「易の講演はされないのですか?」ですとか「易の研究会を開いてください」との申し出をいただくのですが、とてもとても私には無理、といいますかもう、そういう器がありませんで(大勢の前に出ると舞い上がり卒倒するので)、師匠からも「もう貴方は易を教える立場だ」と言われてもいいえそんな私などまだまだ、といいつつ今年50歳という可也いい年齢の自分にあらためて驚きながら(永遠の若手芸人出川さん的ポジションでしょうか)、3年前ベルギーから帰国してから殆ど研究会にも参加せず、古い古い昔々の加藤大岳先生の本などを開いては、研究会に参加した気になり、独り研究会に没頭する易者としては可也アウトな日々でございます。^^;

では、日々どのような独り研究会をしているかといいますと、ノートとペン、易占道具を揃え、尊敬する大岳先生をはじめ、昭和20年代や30年代頃の偉いパイセン達の易占問答などを読み耽り「私ならこう解釈するけど」ですとか「成る程、そういう解釈の仕方もあるなんて!!!」などぶつぶつ呟きながら怪しく参加している気になっております。

そんな怪しい私の独り易学研究会の様子で宜しければ、研究会を開く代わりに此方でお話しさせていただいても、と思いました。易をお勉強されている方に少しでもお役に立てましたら幸いです。

私は日々課題を自分に出して、といいますか一度易の古本を開くとあっという間に時が過ぎゆき、1日28時間くらいあればいいのに、と思いながら床に就きますが、床に就いても眠る間際まで易の本と睨めっこしています。なのでエンドレスではありますけれど、本日は昭和29年の易学研究実占問答から、「離婚」についての占いについて、お話ししていきましょう。

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