17 沢雷随(たくらいずい)
~ 人に従う時、従わせる時、臨機応変、 ~
− 追随の象 ~ 貞しきを見極め、謙虚に人に付き従う。 −
☆卦辞:隨、元亨利貞。无咎。(ずいは、おおいにとおる、ただしきによろし。とがなし。)
☆彖伝:彖曰。隨剛來而下柔、動而説隨。大亨貞、无咎、而天下隨時。隨時之義、大矣哉。(たんにいわく、ずいはごうきたりてじゅうにくだり、うごきてよろこぶはずいなり。おおいにとおり、ただしくしてとがなし、しかしててんか、ときにしたがう。ときにしたがうのがぎおおいなるかな。)
☆大象伝:象曰。澤中有雷隨。君子以嚮晦入宴息。(しょうにいわく、さわのなかにかみなりあるはずいなり。くんしもってくらきにむかいていりてえんそくす。)
キーワード:
随行(独断ではなく誰か、何か従ってやって行く)、追随(先頭切って進むより後からついて行く)、付随、悦んで従う、随喜、退く(随は秋になり夏にふるっていた雷が退きます)、安楽休息、中男少女を追う年齢差の恋(年上男性が若い女性を追う、しかし感覚にずれがあり難しい)、隠居、臨機応変、衰え(夏の雷が秋になり弱まる如く、衰えが生じる)、独断独行凶、屈服し時期を待つ、強さから弱さへ変化、移転あり、隠居 など
☆序卦伝:「豫必有隨,故受之以隨。(豫(たのし)めば必ず隨(したが)ふ有り。故に之を受くるに隨を以ってす。)」
豫の卦の次に随の卦があります。自分が悦び楽しむ時には必ず自分に随(したが)って来る者が少なからず出てくるものです。そしてまた、自身も他に随う者も出てきます。随という字は他のものが自分に随う、自分が他のものに随うことの、二つの意味があります。他が自分に随う時は、自分もまた、他に随うのです。自分が楽しく悦びニコニコ笑顔で居ると、他の人も随ってきますし、自分も楽しみや和み、悦びのところには随いたくなるものです。泣いたり怒鳴ったりしている不穏なところへは、人は集まり随って来ないのです。一緒に居るとHappyな気持ちになれる人のところへ人は沢山集まるものですね。
★解説&運勢★
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