この仕事をやっていますと色々なお悩みのご依頼を頂きますが、その殆どは人間関係に纏わるものです。
人間関係、人付き合いってなかなか難しいものですよね。
孔子の弟子の子貢が、ある日、孔子に
「人生において大切なことを一字であらわすと、何という字になりますか」
と尋ねた時、孔子は、
「恕」
と答えたといいます。 (怨じゃないよ!)
「恕」とは「思いやり」「相手の立場に立ってみる」ということで、人間関係ではそんな極々当たり前なことが一番難しかったりするのではと思います。
自分がして欲しくないことは、他人にしないこと。自分がして欲しいことでも、もしかすると相手にとっては迷惑かもしれない、ということを慮ること、この言葉を発する(態度をとる)ことで、相手はどんな気持ちになるかを想像すること・・・想像力が大切だと頭ではわかっていても、つい我を通してしまいたくなることって、情けないかなこの年になってもあるものです。きっと死ぬまで難しい課題なのではと。
自分とは気が合わない相手に対して、如何に身を処すかで人間性が推し量られるものですよね。
人間って私を含め自分が受ける悪意、差別、侮辱には敏感なくせに、一方では、他人を侮辱したり厳しく批判したり傷つけたり等失礼な態度を取っていたりするものかもしれません。ネットの炎上などを見ていますとここぞとばかりに敢えての場合が多いとは思いますが、無自覚に、ということもあったりします。此方にその積りは無くても知らずに誰かを傷つけている場合もあるかもしれません。
自分がさも正しいような顔をし、頼んでもいないのに人様に厳しく意見する人もいたりしますが、人それぞれ考え方、価値観が違って当然なのですし、そういったことを踏まえ、自分とは正反対の意見に一々キリキリと歯軋りせず、そういう人もいる、と思える心、余裕を持つことが大切なのかな、と思います。難しいことではありますが。
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