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ベルン&アルプスひとり散歩🇨🇭

丁度10年前の5月末に、スイスの首都ベルンへふらり出かけました。
(スイスといえばジュネーブやチューリッヒ等の都市名を思い浮かべまが、実はスイスの首都はベルンなのです。)
お散歩が目的でしたが、ブラジルに住んでいた10代の頃の、インターナショナルスクールの同級生だったスイス人の旧友もベルンに住んでいましたので再会も楽しみで、是非出かけたいと思っていた街でした😊

天気予報では残念ながらずっと雨模様でお散歩は難しいかしら、と思っておりましたが、幸いにも夕方頃から雨は小降りになり、ベルンの旧市街をお散歩することができました🎶 

スイスの首都ベルンの旧市街は、ユネスコ世界遺産にも登録されている美しい街。石造りのアーケードが6kmにもわたって連なり、お花に彩られた個性的な泉があちこちに点在する中世のたたずまいを感じながらの贅沢なお散歩でした。

アルプスの清冽な水を集めてたアーレ川が台地にぶつかり大きく湾曲し、高い断崖に三方を囲まれた半島のような自然の砦、その絶好の場所に1191年、ツェーリンゲン公が要塞都市を築いたそうで、当初は木造の町並みだったそうですが、1405年の大火災で焼失した後、石造りで再建、その重厚な町並みは今も残されています。
ヨーロッパの多くの都市が爆撃等で壊されてきました中、永く中立を保ってきたスイスの首都故、殆ど無傷で中世の姿を伝えています。

先ずは牢獄塔が見えて参ります。↓

時計の付いた後期ルネッサンス様式の塔で、1256年~1334年まで西門として機能し、これまで町の人々を見つめてきました。現在の塔は17世紀半ばに再建されたもので、1897年まで牢獄として使われていた事からこの名で呼ばれているとのことです。

その先を行くと時計塔が見えてきます。基盤部分はベルン最古の建物とのこと。クマの行進が時を刻む町のランドマークです。

ところでベルンではあちこちにクマグッズが見られます🐻  ベルンの紋章中央にもクマさんが描かれていますが、クマはベルンと大変関わりの深い動物のようです。
ベルンを造ったツェーリンゲン公が狩りをして最初に捕まえた動物の名前を町に付けようと提案したそうで(不思議な提案ですね)そしてクマが最初だったとのことで、町はクマ=ベルンと名付けられたのですって。

さて、お散歩に独特の印象を与えてくれるのは石造りアーケード。↓

凡そ100ヶ所の交差点や広場に泉(水飲み場)がある事にも驚かされますが、14世紀から人々や馬の喉を潤してきたもので、趣向を凝らしたデザインを見て歩くのも楽しいです。
こちらはサムソンの泉。↓ ライオンの口をこじ開けている巨人。

こちらはツェーリンゲンの泉。↓ 甲冑をつけたクマの兵士です。

こちらは正義の女神の泉。↓ 目隠しをしているのは先入観を持たず公平な目でものを見よという意味が込められているそうです。

強烈だったのは子喰いの泉。↓ あまりにも残酷で閲覧注意なのでアップは控えますが、子供の悪戯を戒める為のモチーフとのこと、子供に恐怖心を与えるという風習は、日本のなまはげ等に近いかもしれませんが、子供の頭にかぶりついている食人鬼の姿はトラウマレベルで大人の私でも恐いです😱

旧市街アーケードにはアインシュタインの家もありました。20世紀最大の偉人、アインシュタインは1879年ドイツに生まれ、チューリッヒ大学卒業後、結婚、特許局に勤めながら住んでいたのがこの家とのことです。↓ここに住んでいた3年の間に数々の革命的な論文を発表したそうです。

また、ユニークなのが、嘗ては貯蔵庫だった半地下に設けられたお店が多くあることでした。道路に面し斜めにドアがついた入口があり、階段を下りるとそこがお店。秘密めいた雰囲気が素敵です。

旧市街の町並↓

そのまま丘を登って行くと、町一番の展望ポイントに。

旧市街全体が赤い屋根で統一されています。

中世のたたずまいを感じながらのお散歩&パノラマを眺められるのはとても贅沢✨

そのまま丘を降りて行くと、

クマさん発見。

ベルンの街のシンボル、クマ広場がありました。ベルンでクマの飼育が始まったのは16世紀からとのことです。州旗や、いたるところでクマモチーフを発見しますが、クマ広場には本物のクマさんもいらっしゃいます。

のんびりお食事タイム。

ベルンの州旗を持つ泉。↓足元にはクマさんが。

こちらの像の足元にも↓

クマさん🐻

クマさんのケーキも。

こちらはベルンの市庁舎。↓

街が丸ごと世界遺産に登録されているにもかかわらず、ベルンは近代都市の顔も持ち合わせています。

お洒落な若者達で賑わうショッピングアーケードに来ると中世の時代から現代に戻って来たような不思議な気持ちになります。

ベルン旧市街をお散歩しました翌日は、ベルンから車で1時間程の所のグリンデルワルトとインターラーケンへ行ってきました。
山あいを縫って上がる道中、丸で絵に描いたようなアルプスの素晴らしく美しい景色に大感動✨
スイスは国土の六割がアルプスに包まれているのですものね。

グリンデルワルトは5月末なのに雪が降っていました。ホテル前の車は皆、雪の帽子をかぶっていました。

チラチラ雪が降る中、目の前に迫る巨人のようなヴェッターホルン。雲がかかってスッキリと見え難いのが残念でした。 

雪が止み晴れる事を願い、更に登っていきました。

村の様子が素敵。アルプスの少女ハイジのおうちのような家が沢山。

誰かが作った雪だるまの名残でしょうか⛄️

眺めの良いところにはベンチがあるのですが、ベンチにも雪が積もっていました。

クリスマスツリーのようです🌲

少しずつ晴れ間が見えてきました。

そのままインターラーケンへ向かいましたら、奇跡的に晴れて参りました。

残念ながらユングフラウは雲で見えませんでしたが、パラグライダーが気持ちよさそうでした。今改めて画像を見ると「愛の不時着」を連想します😊

ここから先は、此方の記事↓に繋がります😊

そうそう、スイスへ出かける途中、アルザスという地域を通りましたが、素敵な所のようですね。
大雨でしたので寄る事は断念しましたが、お土産ショップに可愛らしい民族衣装の女の子グッズやポストカード等も売られていました。なんといいましても、今まで見ました中で一番可愛らしい、魔女のお人形さんと出逢えて嬉しかったです♪
ヨーロッパでは、魔女を吊りさげておくと(特にキッチン等に)魔除けとなる、という言い伝えがあるそうです。が、どこのショップでも恐い顔の魔女人形ばかりでしたので残念だったのですけれども、こんな可愛らしい魔女が魔除けになってくれるのなら嬉しいです♪

可愛らしいアルザス民族衣装の女の子が描かれた豚さん貯金箱も縁起が良さそう🐖

スイスでは、可愛らしい刺繍のドイリーがお土産ショップに並んでいました。雪に閉ざされる冬の農閑期を利用し発展した伝統工芸品とのこと。エーデルワイス等お花をあしらったデザインが多いようです。画像下の小さなドイリーはエーデルワイスですね。

アルプスの少女ハイジのペーパーナプキン等もありました。ポストカードも可愛らしいです。

スイスのベルンやアルプスにエメンタール、想像以上にとても素晴らしく、空気が美味しくのんびり寛げました🌿
スイスは是非ともまた行きたい国のひとつです🇨🇭

今後もこんな風にヨーロッパふらり気まぐれお散歩記事をアルバムのように纏めたいと思います💖

有難く頂戴致しましたサポートは、動物保護施設への募金及び易経研究の為に使わせて頂きます💓