9 風天小畜 (ふうてんしょうちく)
~ 少しくとどめる、渋滞に巻き込まれてしまったような時 ~
- 待機の象 = 留められるのは一時的、恵みの雨が降るまで焦らず焦らず柔よく剛を制す時。 -
☆卦辞:小畜。亨。密雲不雨。自我西郊。(しょうちくはとおる。みつうん、あめふらず、わがせいこうよりす。)
☆彖伝:彖曰。小畜柔得位而上下應之、曰小畜。健而巽、剛中而志行。乃亨。密雲不雨、尚往也。自我西郊、施未行也。(たんにいわく、しょうちくはじゅうくらいをえて、じょうげ、これにおうずるをしょうちくという。けんにしてそん、ごうちゅうにしてこころざしおこなわる。すなわちとおる。みつうん、あめふらずとは、ゆくをたっとぶなり。わがせいこうよりすとは、ほどこしいまだおこんわれざるなり。)
☆大象伝:象曰。風行天上小畜。君子以懿文徳。(しょうにいわく、かぜ、てんじょうをゆくは、しょうちくなり。くんしもってぶんとくをよくす。)
キーワード:
一陰五陽の卦、学術を好む、制止、柔よく剛を止める、イライラ、モタモタ、蓄養、焦らずに、短気は損気 など
☆序卦伝:「比必有所畜也,故受之以小畜。(比すれば必ず畜(たくわ)うる所有り。故に之を受くるに小畜を以ってす。)」
比の次に小畜の卦があります。多くの人が相親しみ和合する時は、必ず物を貯蓄することができます。ですので、比の次に小畜の卦があるのです。
★解説&運勢★
有難く頂戴致しましたサポートは、動物保護施設への募金及び易経研究の為に使わせて頂きます💓