モスクワの美しい歴史ある地下鉄の駅 エレクトロザボツカヤ
この駅は市内中心部の北東、ボリシャヤ セメノフスカヤ通りのソコリナヤ ゴーラ地区にあります。
駅の名前は、駅の隣にエレクトロザボード(電気装置の工場)があることに由来しています。
駅の開業日は、1945年 5 月15日です。
駅の建築家は、V.A.シュチュコ、V.G.ゲルフライヒ、P.G.カプランスキー、L.A.シャグリーナです。
エレクトロザボツカヤ駅はモスクワ市の文化遺産です。
プラットホームの壁は、ベージュの大理石で仕上げられています。線路の壁は赤いサリエティ大理石が敷き詰められ、台座の部分は黒い石です。
一方、中央のホールの床は、濃い灰色の花崗岩と黒のラブラドライトの正方形の板で市松模様で、脇は、黄色がかったピンクの波のようなラインと、まっすぐなラインがあります。
駅の装飾は、電気装置工場と関連分野のその他の企業に捧げられています。
この駅は、今まで見てきた歴史的な美しい地下鉄の駅と少し違うようです。
美しさの中に、技術的な要素を加えているように見受けられます。
プラットホームの中央ののアーチ型天井は 6 列の 53 個のケーソンで作られており、その中にエレクトロザヴォードで製造された明るいランプ (合計 318 個) が設置されています。
ホームの壁の上には、「エレクトロザボードとその他の国民経済企業の労働日」という 12 枚のハイレリーフ(高浮き彫り)があります。
あいにく、撮影当時は、「エレクトロザボツカヤ」という同じ名前の新しい地下鉄の駅との接続工事のため、ホームの一部が閉鎖され、12枚のハイレリーフの内、8枚しか見ることが出来ませんでした。
接続工事が終わったら、今回見ることが出来なかったハイレリーフを見に行きたいと思います。
なお、今回接続工事が行われている、新しい地下鉄の駅、エレクトロザボツカヤにつきましては、先にアップした動画、「モスクワの新しい地下鉄の駅 PART2」で紹介しております。
エスカレーターを上った地上階のロビーの内部のインテリアは、こじんまりとしていますが、素敵です。丸天井には、電気工学の創始者の肖像画が描かれたメダルで飾られています。ロモノソフ、ジーリベルト、ポポフ、ヤブローチコフ、ファラディ、フランクリンです。
一方、駅舎を出て、建物の道路側には、地下鉄建設労働者の像があります。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
私なりの目線で捉えた動画です。ぜひ動画をお楽しみください。
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