23時のわすれもの #16
1日の終わりの時間、布団の中でごろごろしたり、帰宅中の電車の中だったり、友人と飲み交わしていたり。
そんな各々が好きに過ごす時間、わたしの、そのときどきの気分でおすすめの日用品や食べ物をご紹介しようと思います。
着た人がハッピーな気持ちになる洋服、kapuwa
今日はわたしが愛してやまないこのブランドについて紹介させてください。
インドのブロックプリント(木版プリント)を使ったアパレルブランド「kapuwa」
まずはその世界観を存分に味わってください。
色の組み合わせや柄の感じ、他にはないkapuwaらしいデザイン。
全てインドの風景や日常からインスピレーションを感じ、デザインに落とし込んでいます。
日本人の女性デザイナーがインドに行ったときにブロックプリントに出会ったのが、kapuwaのはじまりです。
ピンと張った布に手彫りされた木版を使って、一つずつ丁寧にプリントしていきます。ただ単に手作業でやっている、というわけではありません。色数分の木版を用意し、色ごとに重ね方が異なります。一日にプリントできるのは3~5メートルくらい。寸分狂わぬ職人の技術により、ブロックプリントは成り立っているのです。
カラっと晴れた陽気も、ブロックプリントには欠かせません。プリントし終えたらすぐに乾かし、水で洗い、また乾かす。天然素材じゃないと色が入りにくいというのも、ブロックプリントの面白いところだなと感じます。
木版を手彫りするのも、染料を調合するのも、布を織るのも、全て人の手で行われています。だからこその色むらやかすれ、手紬の糸が結ばれたあとは温かみを感じ、わたしはとっても好き。
Kapuwaにいると、デザイナーからよくインドでの出来事や職人さんのことを楽しそうに話してくれます。その話を聞きながら、こんな人たちがkapuwaの洋服を作っているんだ、といつもワクワクします。同時に「職人さんの想いをしっかりお客さまへお伝えしたい」と気が引き締まる瞬間でもあります。
だからよく接客が長くなってしまうのですが(笑)、たまにとても意気投合し、kapuwaの服をより一層好きになってくれる方がいます。そうした方との出会いの瞬間が、たまらなく嬉しい。わたしが店頭に立つ理由のひとつです。
今回はそんなkapuwaの中でもとびきりのおすすめを。
大判ストールはぜひ、一度店頭で手に取ってほしい。
Kapuwaは毎年新しい柄をだしますが、いらっしゃる方の中には「柄をあんまり着たことがなくて…」と躊躇される方もいます。
そんな方にはぜひストールを。大判なので一巻きでボリュームがでるし、ショールとしても活躍してくれます。使わない時はちいさく折りたたんでバッグへ。
とにかく、柔らかくて気持ちが良いのです。実際に試してみるとみんな口をそろえて「気持ちいい!」と驚かれます。わたしもそのうちの一人でした。
春夏はインドコットンの涼しいコットンガーゼストールを。汗をかいてもべたつかず、さらっと使えます。
秋冬は家で洗える柔らかいウールストールを。ちくっとしがちなウールですが、kapuwaのものは柔らかく温かい。洗えるので常に清潔に使えるし、冬場もコートの中に忍ばせれば寒さをしのげます。
一枚あると色々使える万能ストール。男性も使える柄があるので、ぜひ使ってみてほしい。
11月12日(月)までコレド室町3の3階IDEE横で、POPUPSHOPがオープンしています。わたしも立っているので、近くにいらした際はぜひ遊びにきてくださいね。
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