日常を形作るー23時のわすれもの #56


1日の終わりの時間、布団の中でごろごろしたり、帰宅中の電車だったり、友人と飲み交わしていたり。


そんな各々が好きに過ごす時間、わたしの、そのときどきの気分でおすすめの日用品や食べ物などをご紹介しようと思います。


自分で育てる、全く新しいキャンドルの姿

冬になると日照時間が短くなり夜が長くなります。しん…とした静かな時間と澄んだ空気は、より一層星を美しくわたしたちに見せてくれます。

空に輝く星と同じように、もうひとつ、美しく見えるものがあります。灯です。キャンドルナイトって夏にやっているイメージですが、わたしは冬になるとキャンドルの炎が恋しくなります。


本当は秘密にしておきたかった、わたしが大好きなキャンドルを今日はご紹介しちゃいます。


これはcece candle(チェチェキャンドル)というキャンドル。二枚目を見ると「ん?」となると思いますが、実はこのキャンドル、炎で溶けたろうが流れ出るんです。


流れ出たろうはその時々で表情を変えます。これは、わたしたちが生活する中で現れる風の流れが溶け出たろうを形作るのだと作家である徳永さんに教えてもらいました。

例えばエアコン。エアコンの風があたる場所に置いていると普通よりも流れ出るスピードもはやく、逆に窓も開いていない部屋で灯しているとゆっくりと流れでます。使い手である人が通り過ぎたときの風の流れ、窓から入る風のゆらぎ、まさに一つとして同じ時がないように、cece candleも全く違う表情を魅せてくれます。


灯しているうちに「今度はどんな形になるんだろう」と楽しみでずうっと見てしまいます。炎のゆれは気持ちも落ち着かせてくれるので、少しさみしいような夜に灯したりしています。


人それぞれ、色んな形ができるため、キャンドルを「育てる」のだとも教えてもらいました。なるほど、自分のキャンドルを育てる、のか。

ちなみにキャンドルの色はすべて展示する会場の雰囲気に合わせてオリジナルで作っています。溶け出たろうの色が混ざり合い、最初にはなかった色がでることも。本当に不思議で面白い、すてきなキャンドルです。


作っているのは福岡に住んでいる徳永さん。とてもおちゃめな方で、そしてすごく腰の低い丁寧な方。ソイキャンドルであまりススもでないため、キッチンでも使えるキャンドルです。ぜひ食事と合わせて使ってほしい。

(実際に食事と合わせたイベントもされたりしています)

香りも10種類ほどのエッセンシャルオイルをブレンドしているので、強くない優しい香り。もうすべてが最高すぎてですね…!


基本は展示会中心ですが、取り扱い店舗さんも増えてきているので、ぜひゲットしてみてください☺


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