OneNote使ったら講義が受けやすくなった話
初めまして。大学生になって1年たった伊吹真実です。
大学に入って配布資料が多く、課題も数が多いためパンクしていた時期があります。
ノートアプリをいくつか試してみましたが、だいたい使い方が固定できたので紹介しようかと思います。
私自身、「発達障害かもしれない」「少なくとも脳の分野ごとのIQ偏ってるだろうな」という自覚の元作った物なので、もしかしたら私と同じような脳の偏りを持っている方には参考になるかもしれません。
これらの悩みを持っている人にはお勧めの方法になります。
OneNoteって何?
OneNoteとは、マイクロソフト社の提供するノートアプリです。
マイクロソフト社と言えば、ワードとかエクセルとかパワポとかを提供している会社です。
私は大学でマイクロソフトアカウントを貰っているため、それならお金はかからないと思い使い始めました。(実際は無料なので杞憂でした。)
何が出来るの?
まず、一つのページで出来る事を説明します。
私がよく使う機能はこれだけあります。
他にも音声データやリスト用ツール、文字色変え、手書きツールが使えます。
必要に応じて、ノートそのものを共有することも出来ます。
OneNoteを含むノートアプリの最大の利点は、これらのページをセクションというファイルにまとめて、その上でノートというファイルにまとめられる事です。
これが使えるのがノートアプリの最大の強みです。
伊吹さん流資料整理に必要なもの
最低限必要なもの
・OneNoteが入ったスマートフォン(カメラ機能を使いたいので)
・綴じノート(ページ迷子にしないため。慣れている人ならルーズリーフ可)
・プリントをまとめるもの
あると良いもの
・PC
・その他必要なガシェット(Bluetoothキーボード、スタンド、イヤホンなど)
OneNoteに入れるもの
・資料(紙・データ)
・写真
・リンク
・手書きメモなど
授業でどうやって使っているの?
私が使う目的は2つあります。
授業用にまとめるためと、個人的な用事のため(特にポートフォリオになりそうなもの)に情報整理をするためです。
目的によって多少使い方は異なりますが、授業用のノートはルーチンが決まっているため、そちらから説明します。
1.ノートのセットアップ(準備)
まず、ノートのセットアップ(準備)をします。
コンセプトの方を中心に説明するため使い方については公式さんや使い方ブログさんを参考にしてください。
また、使い慣れるまでは先延ばしにしてもらって構いません。
まずノートを作ります。
まず最初に作成場所(そのノートを入れておくフォルダ)を指定するのですが、OneDriveの中にしておくと安心です。
Microsoftアカウントは、メールアドレスさえ持っていれば無料で作ることができるので、個人で使う人は作っておくと便利です。
OneNoteは企業・大学アカウントでも使えるので、私は大学アカウントに入れています。
私は授業用は学期ごとに、個人用ノートは所属団体ごとと個人用で作っています。
大学では授業の回数が決まっていること、前期と後期で授業内容や時間割が異なるため学期ごとで作っていますが、高校生までは学年、または科目で作るのもありかもしれません。
ノート構成を作るのに失敗したとしても、後からページ・セクションの移動ができるため、最初は思いついたように作ってみましょう。
次にセクションを作ります。
授業用は科目ごとに、個人用は分野ごとに作ります。
授業の曜日が固定であれば、曜日と時間も書いておくと便利です。
授業用なら「月4 ○○学概論」(月曜日4限の○○学概論という意味です)
個人用なら「ミーティング報告書」「料理レシピ」のような感じです。
2.ページのテンプレートを作る
ノートのセットアップが出来たため、本題のページにタイトルをつけましょう。
ページを作るタイミングは内容によってだいたい2つに分けられます。
ひとつめは一回の授業で一テーマが完結するため一回ごとにページを作った方が良い場合です。
ふたつめは一テーマを何回かかけて完結させるためテーマごとに作った方が良い場合です。
それとは別に、課題の為に新しくページを作る事もあります。
このタイミングによってタイトルの付け方も変わってきます。
一回一テーマ型の場合、回数を書いたうえでテーマ内容を書きます。
例・「第12回 第3章○○について」
数日でテーマを完成させる形式の場合、テーマ内容を書いた後に回数や日付を書きます。
例・「第4章 △△とは 第3~4回」
日付や回数はタイトルに必ず付け加えてください。
その内容がいつやった物なのか書き加えることで思い出しやすくなります。
3.ページに情報を書き加える
私の授業用ノートのルーチンを紹介します。
1.配布された資料を貼り付ける。
PDFファイルがあれば印刷イメージを貼り付ける。その他インターネット上の動画やリンクも貼り付けられるので、一通り入れておく。
*場合によってはPDF化が必要な事もあります。officeアプリを使ってPDF化したほうが崩れにくい気がします。
*教科書の写真を貼り付けるのもアリだと思います。高校時代、指定アプリは別の物でしたが教科書を忘れた時に友人に教科書の写真を撮らせてもらって、その授業をしのいでいたことがあります。
2.授業中はアナログでノートを取る(どのような形でもよい)。
PDFファイルがあればページ数と対応させる。教科書も同様。
*講義形式で他に理解するためのテキストがあるなら、理解を優先して先生の言ってることの要約に徹するようにしています。聞き取りが弱くても聞くことでテキストが読み取りやすくなるためテキストを読んだ理解より優先したほうが良いと思っています。
3.授業終了後、配布プリントとノートの写真を撮る。
*その時点でのノートを撮影しておいて、ノートに張り付けておきます。これでリアルでプリントを無くしたりどの回の物か分からなくなっても内容は探せるようになります。
4.課題内容、またそれに必要なファイルや資料の写真を撮っておく。
*提出前は資料があるページで課題をするとやりやすいです。
提出時は別のページに張り付けた方が扱いやすい気がします。
5.課題をやる
*文字入力だけでもいいからやる意識で居ます。そうすると後でハードルが下がるので気持ちが楽になります。
6.課題が完了したら提出ルールに適応する形にして提出する。
授業時に綴じノートも使う理由
1.文字だけのテキストじゃ理解できない(読みLDがうっすらある)
私はどうやら読みLDが微妙にあるのか、文字だけのテキストを読んでもちんぷんかんぷんになってしまいます。
エピソード記憶と意味記憶は異なるという話を聞き、出来るだけ気になった部分だけでも綴じノートを使うようにしています。
2.感想文・要約文を書くときに楽
大学ではリアクションペーパーとして感想を求められがちです。感想を書くときにもう一度読み直していては時間がかかってしまいます。
要約するときのキーワードを、綴じノートに書きなぐっていく感じです。デジタルだと考える時に言語頼りになりがちなのか思考が制限される感覚があり、それが嫌でアナログな手法を採用しています。
アナログは考えるときに、デジタルは文章にするときに使っています。
逆に、図表の類は無理して授業用ノートには書いていません。授業を受ける時は全てスライドとテキスト任せです。テストなどで必要に応じて印刷し、まとめ用ノートにスクラップブックのようにまとめています。その点は大学に助けられてます。
3.どうせデジタルで一元化される
私自身が、綴じノートで授業中にまとめノートを作ろうとして挫折する人間なんですよ。ルーズリーフでまとめようとして無くしたこともあります。
恐らく作業が遅い事とワーキングメモリーが大きくないことが関係しているのだと思います。頑張ってみましたが無理でした。
なので、まとめノートを作るのを諦め、とりあえず情報を一塊にしてしまおう、まとめは余裕のある時にしようとなったのです。
4.アナログでも振り返るのが大切
読み返すときに楽なのはやはりアナログです。
ページの位置も記憶の助けになります。
ピンポイントで振り返るのには向かないまとめ方をしていますが(後述)、とりあえず読むと少しはましになるような感じがします。
…ただし効果は怪しいので努力します。
授業用綴じノートとまとめ用ノートの使い方(余談)
授業用綴じノートは、前のページに何か書き足すという事はしません。授業中にそこまで気を回すと授業に追いつけないので。
全部の授業を授業用綴じノートに書いています。曜日と時間を書いてそれで区切りにし、曜日と何週目かをノートの端にタブのように書いておいて終わらせています。
これの良い所は、ノートを忘れない事、ルーズリーフを沢山持つ必要がない事、そしてそのルーズリーフを無くさない事です。一冊しかないのだから忘れようがありません。
それでも忘れる事はあるので、その時は諦めて白紙を使ってメモを取り、写真にとることにします。
まとめノートは今必要性を感じているので模索中です。
現在はデジタル資料を一部印刷して使っています。また解説書を自分で買うこともあります。
高校時代はA5ルーズリーフを使っていましたが、綴じノートに戻していました。しかしまとめノートで綴じノートの利点を活用できなかったため、今期はルーズリーフを使おうかと思っています。
もっといい方法を見つけたらまた話すかもしれません。
OneNoteをファイリングツールにしよう
OneNoteは、いろんなことが出来るノートアプリです。
資料も写真も動画も貼り付けられるし、デジタルでも手書きでも文字が書けます。
上手くいかない時ほど、ツールを使って解決していきましょう。
他のアプリでも活かせる面はあると思います。各々良いようにこの情報を使ってくださるとありがたいです。
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