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2022年を振り返って【数年ぶりの帰国】

あけましておめでとうございます。早いもので2022年が過ぎ去り、2023年を迎えました。みなさんにとって2022年はどのような年でしたでしょうか。良いこともそうでないこともあったでしょう。過ぎ去った1年を振り返り、これからの1年に活かしたいものです。


全体を振り返って


まず、何よりも自分の中で大きなニュースだったのは日本に帰国したことでした。幸いなことにパンデミックが起こった際にニュージーランドにいた私は、カナダへのフライトが復活してくるまでの間をそのまま過ごしました。そして日本へは帰らず、そのままカナダでの生活を開始したのです。


各国が入国の基準を下げる中、私が帰国した時点で日本はPCR検査の証明や、帰国後一定期間の隔離が必要でした。それでも日本に帰ることに決めたのは、これまでの約5年間の海外生活に幕を閉じることでもありました。

隔離にお金はかかりましたが、幸い航空券は帰国ラッシュの前で片道10万円いかずに直行便をおさえられました。また、帰国して友人と久々に会ったり、家族と数年ぶりに再会することもできました。


2月 自主隔離後に友人らと


カナダでの永住を考え直し、日本に帰国したことに対する後悔は全くありませんが、日本に帰ってきて感じる残念な点はたくさんありました。

なんというか、色々な面(特にソフト)が遅れているというか、人々が「仕事~!仕事~!!仕事~!!!」という毒におかされている感じがします。「楽しく仕事しましょ!」という空気感はなく、「一に利益、二に利益。三四がなくて五に忠誠」みたいなのが時代遅れな感じがします。


仕事


今年1年はリゾバをすることにしました。なぜかというと、2023年以降に日本にいるか海外にいるかはっきりしなかったためです。また、海外で生活することに慣れていたので日本で働くリハビリ期間が欲しかったのと、東京以外の、電車通勤しないで済むライフスタイルを送ろうと思ったからです。

もしまた海外に行きたいと思った時に気軽に出発できるように、定住地を持たず、寮で暮らせるリゾバ暮らしを選んだのもあります。

リゾバの仕事は当たり外れが激しく、実際に働き始めるまで分からないことが多いのが実情です。

私は短期を入れれば4ヶ所の現場を経験しました。実際働いてみて思うのが、シフト制のため自分の休みが固定でなく予定を立てずらいこと、現場によっては残業が多く、自分の時間が思うように持てないことでした。

都心から離れ、これからの生活に思いをはせることは確かに可能かもしれませんが、単純労働で数ヶ月すればせっかく覚えた仕事も別現場で覚え直さなければいけないため、あまり効率のいい働き方とはいえません。

途中数週間の旅行を入れつつも、正味7、8ヶ月働きましたが、正直もういいかな、と思っています。よって、現在の現場での契約が終わればリゾバを「卒業」しようと思っています。


お金


そもそも働いていた期間が1年の半分ちょっとしかなかったこともあり、リゾバでの収入だけが収入源だった私の収入は多くありませんでした。その代わり、リゾバとリゾバの間にたくさん旅行をしました。今年の私の支出の7割が旅行といっても過言でないほどです。(笑)

結果、手元に残ったお金は多くはありませんが、これだけ旅して貯金があるのはむしろ嬉しい誤算だったかもしれません。今年はこれまでの膿を出す、リセットボタンを押して心機一転新たなチャプターを開く、という意味でお金に無頓着な1年でしたが、2023年は本格的に貯金をしていこうと思います。


旅行


旅行へはたくさん行くことができました。


2月~3月 西日本&中国地方


2月~3月 中国地方、九州、沖縄


4月~6月 沖縄


7月~8月 北海道


8月~10月 青森、信州、東京


11月 東京、伊勢神宮、京都



2016年にワーホリ生活を始めてから毎年その国で1週間~1ヶ月単位の旅行をしてきました。

2017年にはオーストラリアワーホリの集大成にパースからウルル経由でケアンズまで約1ヶ月の旅行を。

2018年は週末や長期休みにイギリス国内を、2019年は日本から来た母とロンドンで集合し、フランス・ベルギー・イギリスを1・2週間旅行。また、それとは別に一人で中欧(クロアチア、ハンガリー、オーストリア)を2週間ほど旅行。

2020年はニュージーランドの北島と南島をのべ1ヶ月半ほど旅行。

2021年8月はカナダ(バンフ)へ10日間、また12月には一人でアメリカを10日間ほど旅行。

2022年12月 アメリカ一人旅①
2021年12月 アメリカ一人旅②

パンデミックが起こった2020年はニュージーランド旅行、2021年はカナダとアメリカ、といったように海外にいたため「国内旅行」をしていたわけですが、今年は日本での国内旅行を楽しみました。

西日本、中国地方、沖縄、北海道、青森、関東、北陸など、今まで行ったことのない場所を中心に回りました。

中でも沖縄の離島と、北海道での旅が印象に残っています。

正直、1年前のアメリカ一人旅に比べると刺激は足りません20でしたが、こんな機会でもなければ日本をこれほど旅行することもないよな・・・と思います。

「可愛い子には旅をさせよ」とはいいますが、若い頃の旅行は年を重ねてのそれの何倍も学びや発見があるような気がします。


皮肉なことに、外で動き回っている間はコロナにもかからず元気に過ごしていましたが、密な職場で働き始めた途端、旅行もしていないし外部との接触もない状況だったのにコロナにかかりました。旅行中じゃなかったのが不幸中の幸いです。


恋愛


恋愛は上半期と下半期で大きく異なりました。
カナダ生活の終わりに仲良くなったアメリカ人男性がいましたが、出会った時には日本に帰ることを決めていたので、日本に帰国してからは連絡を取ることが徐々に少なくなっていきました。

その後、断捨離や日本にいる家族や友人との再会を経て、すぐに一人旅に出ました。当時はまだインバウンドも復活していなかったので、旅行中新しい出会いもありませんでした。

3月の下旬に沖縄に行ってリゾバを始めてからはアプリでの出会いが多く、米軍さんを中心にご飯を食べたり、カフェへ行ったり、ドライブデートを楽しみました。


イギリス人の友人とキャンプやハイキング
アメリカ人の友人と食べた「幸せのパンケーキ」。激ウマでした。

夏には北海道へ行くと心に決めていたので、沖縄に数年いる方たちとの長期的なご縁はありませんでしたが、一緒にドライブする友達ができたのは良かったです。

北海道旅行中は女の子の知り合いは増えましたが、男性との素敵な出会いはありませんでした。

下半期に本州でリゾバと始めてからは仕事と寮の往復で、ほとんど出会いはありませんでした。従業員もほとんど日本人かいても途上国からの元留学生。飲みに出歩くこともありませんでしたし、元々高齢の方が多い過疎地でしたので職場の外でも出会いはありませんでした。

職場の社員の日本人男性はずっと年下でしたし、恋愛対象として見れない人が多かったです。

楽しい恋愛もいいのですが、年齢も年齢ですし、2023年はこの先につながる恋愛ができたらな~と思っています。だけど結婚相談所に行ってまで結婚したいとは思っていません。今世で結婚できなくても、その時はその時です(笑)


人間関係


日本に帰ってきて、旧友と会うことができました。フィリピンで一緒だった人、オーストラリアで仲良くなった子、昔日本の職場で一緒だった子・・・など、学生時代の友人が家庭を持って生活リズムが変わってしまった中で、こうして会える独身30代・40代の友達がいることが嬉しいです。

それに加えて、リゾバでも数人新しい友達ができました。

レンタカーで北海道最北端、稚内までドライブ

たまたま同世代であることが多く、同じように浮浪している女子たちでした(笑)普通に東京でOLしていたら出会えないようなタイプの友人に会えたという点では、リゾバもそんなに悪くなかったかもしれません。

また、定期的に海外にいる友人とも連絡をとってビデオ通話をしたりしました。

距離があると心も自然と離れてしまうことが多いですが、繋がるべき人たちとは繋がっていくのだろうと思います。いつかまた彼らと会える日が楽しみです。

断捨離


毎回帰国する度にしている気がしますが(笑)、今回も腰を入れて断捨離を行いました。元々海外に行くにあたって家具・家電は処分しているので面積はそんなに占めませんが、本や書類、洋服、小物が意外と場所をしめていました。

帰国して2月に1回、夏に沖縄から戻って1回、計2回物を減らしたことにより、元々持っていた量の30%は減らすことに成功したと思います。

初めてバイトの給料で買った10年来のテレビも処分しました。フィリピン留学で使っていた電子辞書も処分しました。


整理・整頓後の様子

観なくなったDVDや小型家電、テレビやレコーダーを処分したところ、4万円くらいプラスになりました♪気持ちもスッキリして一石二鳥です。

あとは、日記や手帳などの紙類を業者に頼んでスキャンしてデータ化してもらったり、VHSからDVDに焼いていたホームビデオをHDDにコピーしてもらったりしました。

元々物もちですが、スーツケースと手荷物で引越す生活を数年続けると、意外と物を手放すことに抵抗を感じないようになるものです。


創作活動


私は手芸も陶芸もしませんが、何かを思いついたり、撮った動画を編集してYouTubeにアップしたり、こうして文章を書くことが今は楽しいです。

労働時間がそれまでの30時間から、一気に40時間+αになったことにより、自分の趣味に費やせるエネルギーと時間は減りました。でも、アメブロでブログを更新したり、noteを月に1回は更新したり、YouTubeも4本くらいは更新できたんじゃないかな。

(↑noteでは1ヶ月に1度、多い時は2度記事を書きました。)

YouTubeは数えたら2022年は4本しか更新できませんでした・・・。

本当はもっと自分の好きなことに時間を費やしたかったのですが、創作活動は時間と心の余裕がないと中々できません。フルタイムで働きながら更新している人々は本当にすごいなぁと思います。


趣味・レジャー


乗馬は私の趣味ではありませんが(笑)


元々習い事をするのは好きなので、日本にいる時は短期講座をとったり、新しい資格の勉強をしたり何かしら学んでいることがありました。オーストラリアではMeetupに顔を出し、それとは別に日本語教師のボランティアをしたり、イギリスではベリーダンス講座をとったり、オックスフォード大学の1日講義を聞いたりもしました。

ニュージーランドとカナダでは社交ダンスをかじったり、ハイキンググループに参加してたりしまいた。ところが今年は、旅行はたくさん行きましたが継続した趣味を持っていませんでした。強いていえば沖縄にいた時に数回Zumbaに行ったくらい・・・(カナダでもやっていました)

やはり過疎地にいて、自分の仕事のスケジュールや休みも固定ではないので、毎週何曜日にどこどこへ行くといった習い事は難しかったです。カナダにいた時はオンラインでイベントにも参加していましたが、あまりそういう気分になりませんでした。(たぶん仕事で疲れていたから)

その代わりといっては難ですが、ミュージカルを2回観に行きました。(劇団四季のアナ雪と、シカゴ)

お家で映画は数えきれないくらい観ました。私の英語が帰国してからもあまり衰えていないのは、海外の友人と話したり職場で英語を使っていることもそうですが、きっと洋画やドラマを英語で観て聴いているからかもしれません。


健康


2021年12月、カナダにいた頃に風邪をひいて以来、帰国してからはほぼ1年、健康に過ごすことができました。

ですが、今年の12月にコロナにかかったことにより、その記録は止まってしまいました。

スノボをやってみたくてスキー場に来たのに、蓋を開ければコロナにかかって稼げず。おまけに咳のしすぎによる肋骨の疲労骨折と来たもんですから、あちゃ~って感じです。

まぁでも、シーズン中に良くなれば滑れますし、職場の同僚とは割と仲がいいのでここのスキー場に来たこと自体は後悔していません。

そもそも、パンデミックが起こってからしばらく海外にいて旅行をして、コロナにかからず健康に帰国でき、日本でもこんなに旅行をしたのにかからずに職場に入寮して同僚からかかるというのは、まぁ仕方ないのかなと思っています。海外でかからなかっただけ、国内旅行中にかからなかっただけ不幸中の幸い、と思うようにしています。


おわりに


今年を振り返ると、大きく何か前進したというよりは、海外生活を終えて日本で生活をしていくための過渡期のような期間でした。今後の長期的な計画があるわけでもなく、また海外に飛び出さないとも限りませんが、今年1年はそういう意味で「リハビリ」をする期間だったのかもしれません。

海外生活には海外生活の良い所と悪い所があり、それは日本での生活もまたしかりです。だからどちらが良いとか悪いとかそんなことを論じる気はありません。それぞれが自分の価値観や人生で譲れない点があり、それにフィットした生き方ができる場所に身をおけばいいだけです。

ただし、日本の経済成長、肌で感じる国全体の幸福度の低さを思うと、海外で生活できるように動けるうちに動いていくのがスマートかなと思います。別に移住しなくても、二拠点生活できるベースを作っておくとか、外貨を稼ぐ力を身に着けるとか、ですね。

私も日本でリゾバしてアップアップしている場合じゃないのです(汗)
口で言うのは簡単。それをいかに行動に持っていけるかです。

何もしなければ1年後の今ごろ、同じようにパッとしない日々を過ごしている私がここにいることでしょう。そのシナリオを変えるには、今の立ち位置を知った上でこれからどこに行きたいかを認識することが第一歩ではないかなと思います。

みなさんは来年の今ごろ、誰とどこにいてどんな景色を見て、何を感じていたいですか。

お読みいただきありがとうございました。

2023年1月3日
北海道にて

Mari

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