自己紹介【教室のこと】

生徒さんからよく質問をいただくので、書きました。

■こどもに和菓子づくりを教えようと思ったきっかけはなんですか?教室をはじめようとおもったきっかけ


緑茶に合うかわいい和菓子を作ってみたい、と趣味でねりきり作りを始めたところ、たのしくてどんどんはまっていきました。あるとき息子たちと一緒に作ったら、2人ともそれぞれ楽しかったみたいで、今度はお友達も読んで一緒にやりたいと言いました。それで仲良しのお友達を呼んで一緒に作ったら、みんな喜んでくれて、またやりたい!となりました。こどもがねりきりを作ると、すごくいいなと思って。

■和菓子のなかでも、なぜ「ねりきり」に特化しているのですか?


ねりきりは、あんことおもち(求肥)だけのシンプルな材料でつくるため、小さなお子さんも食べやすいと思ったからです。身近な食材や天然の色粉を使ってカラフルに着色できることも気に入っています。
幼児教育の講座を受講した時に、「こどもは繰り返しを好む」ことを学びました。和菓子クラスのレッスン計画を作る時に、「あんこを包む、という「毎回繰り返す作業」を基本にして、毎月新たな学びを積み重ねていけば、上達しやすいと考えました。毎回見たことがない和菓子が登場して、食べたこともないお菓子を作るよりも、こども達が「あずき知ってるよ、ねりきりを作って食べたときおいしかった」のほうがいいなと思っていまのレッスンスタイルにしています。
てのひらサイズのお菓子を通じて、日本の季節や行事にふれることができるし、指先をつかって作ることも良いと思い選びました。

■ねりきりの作り方はどこで学んだのですか?


2019年頃、都内の和菓子教室に2019年頃かな、参加したら手先を使って自在に形成するのがすごく楽しくて。ういろう、ようかん、おまんじゅう、きんつば、大福、いろいろ作ったけどねりきりが一番たのしかった。手先を使って自在に形成するのがすごく楽しくて。生地作りが1番難しかった。レシピ本を買って何度も作ったけど、最初はなかなか思うように作れなかったです。それから和菓子の本を色々購入して、配合を見直したり、和菓子屋さんへ習いに行ったり、オンラインレッスンを受講したり、インスタライブを見たり、ねりきりばっかり作ってました。

■こども和菓子教室の指導で大切にしていることはありますか


理念は、
・和の食文化に興味を持つ家庭を増やすこと
うちの子あんこ食べたことない、あんこ苦手だったのに食べてるという声をよく聞きます、あぁ、教室をはじめてよかったと思います。
・非日常の体験ができる教室であること
ただお菓子を作るだけではなくて、家庭ではなかなかできない体験をここでしてほしいです。
ゆでる前の固いあずきと、こしあんを一緒に見て「このあんこは、この小豆とお砂糖、お水をなべにいれてコトコトやわらかくしてつくるよ」とお話したらより理解が深まると思う。絵本を見て、発芽から収穫までの小豆のようすをイメージしてからお菓子を作ったら、あんこっておいしそう!とわくわくするかもしれない。

■こども和菓子教室で大変なことはなんですか?


3歳から小学生まで幅広い年齢の生徒さんが、みんな達成感を感じて、たのしく、上手に、わくわくしながら作れるねりきりメニューを考えることです。試作を何度も重ねてメニューが完成します。最初にわたしが1人でいくつか作り、およその形が見えてきたら、改めてこども達と一緒に作ります。工程が難しくないか確認して、こども達が作る作業時間もチェックします。いい感じで作れそうだとわかったら完成。大人は難なく作る工程も、こどもは苦戦したり、伝わらないことがあるんですね。大人の手とこどもの手は大きさも器用さも違うから、お道具の持ち方も工夫しています。

初めての生徒さんも、長く通っている生徒さんもさまざまなお子さんが参加されるので、初回参加のお子さんの年齢を確認したり、何度も参加されている生徒さんの時は、これまでにどのメニューを受講して、どの技法ができているかを整理してからレッスンをします。大変だけど、これらはとても楽しくて、わたしがワクワクする時間でもあります。

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