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vol.4 情報ダイエットをしてみたらポジティブになった😃

産休に入り、ソファとお友達生活を始めて早1ヶ月。

手にスマホが吸い付いているとは思っていたけれど、スクリーンタイムを見ると脅威の7時間半という数字が。

7時間半も毎日何を見てるのかというと、世の中のニュースやそれに対する顔も知らない人のコメントを眺めているのである。

流石にこのままではまずい。
私のキラキラマタニティライフ、楽しみにしていた人生の夏休みがスマホに奪われてしまう。

何が特にまずいかというと、スマホをずっと見ているとネガティブになるのだ。
体調がよくない日もあるので、動けないのはまだ仕方ないとして、暇だからとスマホを触って、心までネガティブになっていては、救いようのないソファの住人となってしまう。

変わらねば。

ということで、とりあえず1日スマホを封印してみた。ニュースやX、インスタを見ないと何が起こるのだろうか。

お察しの通り、困ったことは何も起こらなかった。

良いことはいくつかあった。
ほんっとうに暇になるので、やろうと思っていた家事を当たり前にこなすことができた。
トイレ掃除、書類整理、シーツの洗濯、全てやってもまだ時間がある。
目の前に読みかけて止まっていた本が5.6冊あったので、読んでみると、意外と面白くて1日が終わった。
私もこんな文章をかけたら…と創作意欲に火がつき…そうになった。

その日の夜、私の心は久々にとても元気だった。
今日できたことがたくさんあったし、家にいてネガティブになる事件など起こらないからだ。

2日目も続けてみた。
やっぱり暇すぎて家事は捗るし、読書も進む。
夜まで心は元気だった。

3日目、気の迷いでXを開いてみた。
そして気がついた。なんとネガティブな情報に溢れたことか!
芸能人の不倫、大企業の不祥事、誰かが病気になり、誰かが事件に巻き込まれている。
そしてその全てに賛成だの反対だの私はこうしただのと意見や体験談が乱立していた。
ソファに寝転んで、1つ1つの意見を眺めているだけで、顔も知らない人の意見が刺さり、自分に起きたらと想像して落ち込み、なんて未来のない国だと悲しい気持ちになる。
ソファに寝転んでいる30分の間、私には何も起きていないのに、気持ちは落ち込んでいたのだ。

インスタはどうだろう、キラキラした情報なら落ち込まないのでは?
いや違った。1日ぶりに開いたインスタは、食欲と物欲を必要以上に刺激してくることに気付いた。
みんな美味しそうな物を食べてるし、期間限定のメニューを食べないと損してる気分になるし、オシャレな物を持ってると羨ましいし、スタイルのいい人を見ると痩せなきゃ!と思う。
キラキラ情報もまた、ネガティブを誘い込む要素で溢れかえっていたのだ。

インスタを見ない2日間の私は、家にあった着ない服を売りに行って、お気に入りのワンピースにアイロンをかけて満足していたし、自分で作った肉巻きおにぎりが美味しすぎて天才かと思った。
誰にオススメされたわけでもない家にある物で、十分幸せだったのだ。

今の私の生活に、世の中のニュースも、他人の愚痴も、知らない人のキラキラライフも必要ない。
不必要に情報を浴び続けることで私たちは自然とネガティブになってはいないだろうか。

とは言え、この取り組みはあくまでもダイエットである。
ダイエットということはチートデーが許される。

金曜の夕方から11時まではしょうもないSNSを見ても許しちゃうぞ〜と自分を甘やかすのだ。
完全に自分を追い込むとなると、始めるまでに時間がかかったり、ちょっと自分を裏切ってしまった途端に全てを辞めてしまったりするのだ。
食事のダイエットと同じで、我慢してるという感覚は、少しずつストレスとして積もっていくので、息抜きも必要である。

情報ダイエットをしてみて、改めて気付いた真理がある。
何かを減らすと自然とその隙間に何かが入ってくる、ということだ。

私の場合は無駄なインプットの時間が減ることで、その隙間に創作意欲が入ってきて、noteの1記事目が誕生した、という訳だ。

皆さんも情報ダイエットをしてみたら、隙間時間に思いもよらないポジティブな風が入り込んでくるかもしれない。

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