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vol.7 気前よくご飯を奢る旦那はいい人かアホな人か

私たち夫婦は、お金に対する価値観がかなり違う。

例えば人とご飯を食べる時。
私の場合、特別な理由が無ければ割り勘で、後輩を誘った時や何かのお祝いの時は私が多く払うというマイルールがある。
特に女性同士だと、割り勘くらい方がお互い気兼ねなくご飯に誘える気がしていて、ある意味気遣いの意味も込めて割り勘にする場合が多い。

しかし旦那は違う。
後輩と出ようものなら全部奢り、先輩でも同僚でもお酒も飲まないのに居酒屋で割り勘となれば多めに払って、お釣りは誰かにあげている。
余談だが、出先で見つけた知り合いが好きそうな物(Tシャツやフィギュアやご当地グルメとか)も微塵の迷いもなく買って渡している。

どうやらカッコつけているのではなく、本当にお金に執着がないからか、人にご飯を奢ったり物をあげたりすることになんの抵抗もないらしい。

お金に執着がないって見ている分には気持ちいいが、家族としては家計を顧みないアホなのか?と心配になる。

結婚してからは「家族のために節約しようとは思わないの?」
と疑問が浮かぶようになった。けれど彼にとって、人にご飯を奢ること家族をおそろかにすることは全く別の次元の話らしい。

結婚する前から彼の行動は変わらないのに、自分が蔑ろにされているように感じるのだから、変わったのは私の受け止め方なのだろう。

結婚前の貯金の使い方はお互い口出さないというルールなので、ある程度彼に自由に使えるお金があるのも事実だが、それにしてもあの潔さはどこから来るのだろう。

彼ばかり損をしているのではと思うこともあるが、逆に彼にだけにとお土産を買ってきたり、ご飯を奢ってくれたり、家電等を譲ってくれたりする先輩もいて、大きい視点から見ると、巡り巡って損ばかりしているわけでもないのだ。

それに彼はお金を回すことで運気と人望を引き寄せているように見える。
実際彼は会社の中で誰よりも好かれている。

ご飯を奢ることを、心の底から気持ちよく出来る人はどれくらいいるのだろう。カッコつけるためでもなく、自分や家族の娯楽分が犠牲になったと心を痛めることなく、サラッとお金を出せる。
正直私は見習おうとしても、どこか無理している気分になると思う。


つくづく人と暮らすと色んな学びがあると感じる。
ライフステージと共に私の考えも変わるかもしれないご、頭ごなしに相手を否定せずに、尊重し合いながら楽しく暮らしていきたい。

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