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【今週の】自分のことは自分で決める【リハビリ日記】㊾

いろいろなアドバイスを聞いたり受け入れたりするのは良いことだとしても、最終的には自分のことだったら自分で決めるものだよね、という何にでも共通することを、リハビリをしてきて改めて感じたお話です。

「頑張れない」も、一つの選択肢

前にも書いたことがあるように思いますが、リハビリをしてきて、何度か、
「前向きですね」
と言われました。

一時期寝たきりの状態から、とにかく良くなることしか考えずやってきていることが、前向きに見えるのかもしれません。

私としては、頑張るしかないから頑張っている、「頑張らない=良くならない」ということであり、家族もいず自活している状態では、このまま良くならないということは死ぬしかないくらいの想いです。

緊急入院したものの、まだ「お疲れ様」じゃないんだと気づいたときに、「生きるのならきちんと生きよう」と決意したので、リハビリを頑張らない(=良くならない)なんて考えられない、私には「頑張らない」という選択肢はないのです。
背水の陣の気持ちで、日々奮闘しています。

「頑張っている様子を見ていると、自分も頑張らなくちゃって思える」
と言っていただけることもあります。嬉しいです。
やるしかないと思ってやっているだけですが、それが何かの力につながるなら、なんて素敵なこと。

しかし「あなたのようには頑張れない」「あの人(私のこと)は違うから」と言われることもあります。

勝手に比べられて落ち込まれて、特殊な人扱い。。

「自分は(私と違って)弱いから」という人も。

いえ、私は強いから頑張っているわけではありません。これしかないから、やっているだけです。

10代、20代のころだったか、「強くなりたい、こんなことで挫けないような強い心が欲しい」などと、何について思っていたのか定かではありませんが、願い続けた日々がありました。

願い続けたから「強くあるのだ」の思いが習慣化されたのかもしれません。

世界が多様化する中、「頑張れない」のも、一つの選択肢なのではないかと思います。

「これしかないから頑張る」のも「弱いから頑張れない」「弱いけど頑張る」も、たくさんの選択肢の中の一つ。価値観も生き方も人それぞれで良いと思うので、強くありたいと願うのも、弱いから頑張れないを選ぶのも、自由でいいのではないかなと思います。

実際、私もリハビリ以外のことですが、もう頑張らないと決めたこともありますしね。

周囲への感謝を忘れず、愚直に、私は私の道を行きます。

自分の体だから自分が一番わかるはず

入院中からリハビリに励んできて、いろいろなアドバイスをいただいてきました。もちろん専門家のアドバイスは大いに参考になります。

でも言われたままをやっていればいいのではなくて、自分でも考えることが大切だと思っています。

例えば、痺れが全身にあるのですが、訴えても、周りにはそれがどれくらいのものなのかはわかりづらいでしょう。

本人が一番わかる、というか本人にしか分からないとも言えます。

リハビリをしながら、自分の体と、とことん向き合ってきました。

前にも書きましたが、座っていて立って、歩きはじめに足が出やすいときと、動かないとき、何が違うの?と考えていたことがあります。理由が分かれば、調子が良いときの状態に合わせられると思ったからです。

考えた結果、腹筋が関係していることが分かりました。座っているときに腹筋を緩めてしまっていると、立って歩き始めるときに足が動かしにくい、座っているときでも背筋を伸ばして腹筋に力を入れていると、立って歩き始めたときに足が動かしやすいのだと。

体のゆがみを正すためにバランスクッションを取り入れたり、腸腰筋を鍛えるため自転車こぎ運動を欠かさずに行ったりしながら、先日は初めての一人外出も果たしました☆

だんだんと、一人散歩や一人お買い物もできるように励みます。

自分の体と向き合いながら、周囲のアドバイスも受け入れ、頑張ります。

成功者の体験であっても、やれば良いわけではない

Web業界での成功者の「何をやればわからないのなら、とりあえず言われた通りをそのままやってみたら良い」という言葉を見かけたことがあります。

一理あると思いますが、一方で危険でもあると感じます。

誰かの成功パターンが、そのまま自分に当てはまるとは限らないからです。

ライティング業の成功者の方だったか、「とにかく作業量を増やせ。鬼のように作業すること」という意見を見かけました。

私はこれ以上できないというほどライティング作業に励み、ストレートネックを悪化させ、病気の一因になりました。私には作業量を鬼のように増やすやり方は合わなかったようです。(今も、デスクワーク時間は多いですが、程よい作業量でやっています)

また、ある成功者の方のことをブログで紹介したところ、
「私は同じようにできないので、落ち込んだ」
という感想がきました。

いえいえ、成功者の体験談を自分と比べて、落ち込みの材料にすることはないのです。

成功者の体験談は、自分の励みにつなげれば良いのです。なにも同じようにできなければならないことはありません。

要するに、他人の体験談を参考にするのは良いですが、自分と比べて落ち込む必要はない。そして、自分がどうしたら良いのかは自分で考えて、自分流を自分で決めれば良いこと。

周りを無視することはないけれど惑わされ過ぎず、自分のことは自分で決める。

リハビリを通して、改めて感じています。何にでも通じる、大切なことです。

アドバイスを受け入れつつも、振り回され過ぎず、マイペースでいくじょー! おー!


リハビリとお仕事の合間にコツコツと投稿しました。夢は自分原作の物語が、漫画やドラマや映画や動画や絵画や音楽やオブジェなどで表現されることです。


ご覧いただき、ありがとうございます!楽しんでいただけたら、スキしてもらえると、テンション上がります♡