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アイドルとわたし

就職活動を始めてから、自分がやりたいことを突き詰めるといつも結論はこうなる。


「アイドルになりたい」


私はアイドルが好きだ。歌って踊り、自分を全身で表現する彼女たちを見るのが大好きだ。


いつしかアイドルが好きという気持ちは、自分もなりたいという気持ちに変わっていた。その気持ちの変化に気づいたのは大学3年生の終わり。私はもう21歳だった。


かの有名な坂道グループのアイドルのオーディションは一番最近のものでは20歳までしか応募できない。21歳では応募できない。


男性アイドルとは違って、女性アイドルには賞味期限がある。女性アイドルは、18歳から24歳の間が一番輝く時期だと私は思う。だから20歳までという制限は妥当なのかな。


21歳でも応募できるオーディションはあるが、大分幅は狭められている。何より大好きな坂道グループに入りたかったという気持ちが一番強くて、他のアイドルグループは考えられないというのが大きくてアイドルの道は諦めた(少し心残りはある)


なんで気づくのが遅かったのだと激しく後悔する時もあった。大学一年生の時に気づいていたら、坂道グループのオーディションをやっていたじゃないか。もし合格できていたら、今頃自分はどうなっていたのかな。


でもこのアイドルになりたいという気持ちは、今までの経験の積み重ねから気づけたものであって。何をどう頑張っても21歳でアイドルになりたい!と思っていたんじゃないかなと思う。それに気付いた時、じゃあ自分は次に何がしたいのかなと考えるようになった。そして、こう結論づける。


「アイドルを輝かせる仕事がしたい」


我ながらに素敵な夢だなと思う。好きなものに色を添える仕事なのだから。


この夢を持ってから、MVを作る映像制作やWeb広告をつくる会社、そしてテレビ番組制作会社まで受けた。ほとんどESで落ちてしまったけど(笑)どの会社も良い会社で、面接さえ受けることが出来なかったけど出会えてよかったと思う。


今はESが無事通った何個かの映像制作会社とWeb広告会社の選考を受けている。もしかしたらどこにも受からないかもしれないと少し不安な気持ちはあるが、夢に向かって頑張る今がすごく楽しい。


この夢に向かって頑張る今を私に与えてくれたアイドルってやっぱりすごい。あらためてアイドルが大好きになった。


面接がうまくいかなくて、自分に自信が持てなくて、挫けそうになる時もある。それでも私を支えてくれたアイドルを輝かせたいから諦めない。


明日からも頑張ろう。


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