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昨日の9月末でこれまで役員を務めていた会社を離職しました。

4年間本当にあっという間で、特に後半2年は役員をしていたので振り返ると本当にあまり覚えていないくらい一瞬だったように思います。

私はこれまで実家の旅館の若女将や、エステサロンの店長をしてきましたが、スタートアップ企業の役員は経験がなく、そもそもCOOとはどんな役割があるのか?CXOって何?

資金調達に動いていた時も、なんで英語ばかり使うの?という感じで「??」の連続で知らない世界を知っていく時間でもありました。    投資家さんとの会話についていくためにも、プレゼンのためにもその業界で使う用語を覚えていくところから始まりました。

とにかく何を求められ何をしていくのかなど、全くわからないなかがむしゃらに走ったという感覚です。

そもそも若女将、エステ店長を経験しているとはいえ、経営に携わった事がほとんどなかったので、会社経営とは?というところからスタートしました。むしろ個人事業主期間はあったので、その延長線にあると考えてしまっていましたが、おおーーーーーーーーーーっきな間違いで、全く別物でした。。

まずは、マインドの切替が必要でした。当初本当の立ち上げ段階で起業家集団のような組織編制だったので、同期のような感覚が抜けないまま役員として初めて大切な事を伝えていく経験をした際に、

私の中ではこれまで通りの意識で伝えてしまいましたが、受け手としたら役員からの言葉として受け取るのです。その重さ、責任に気付けていなかった自覚が足りなかったために色々揉めてしまいました。

こんなにポジションが変わるだけで周りからの見え方が変わってしまうんだと痛感し、怖さも同時に感じました。そこで揉めたことは後にも尾を引いてしばらくしんどい時間となりました。それはお相手も同じだと思うので本当に申し訳ない事をしてしまったと今でも鮮明に覚えています。


そんな中途半端なマインドで始めてしまいましたが、段々自覚せざる得ない出来事の連続でどんどんスイッチが入っていきました。

今思うとその当時にもう一人経験値ある役員がいたら状況のキャッチアップも早かっただろうなと思いますが、当時はいなくて体当たりだったと思います(;^ω^)

やる事が見えてきた頃から、また違う気付きも沸いてきます。代表CEOによって社風は変わりますが、私が組んだCEOは、この人ならという人には信頼のうえでとことん丸投げ状態にしてくれます。

という事は、私の意思決定が今後の会社が伸びていくか伸び悩むかを左右するという事でもあります。それを痛感する日々になってきてからは責任の重さを痛感して本当に余裕がなくなったと思います。

できる限りの事は全てやる。とはいえ、スタートアップ企業。株主さんから出資頂き、短期でJカーブで売上を爆速成長させる事がミッションとして伴います。

いかに爆速成長させるポイントをつかみ、そこにフォーカスして、爆速でトライ&エラーを繰り返し結果を出していくかが肝になります。仮説が浅く本質でなければいくらPDCAを爆速で回したとしてもスケールしません。

その仮説の質をどう上げていくか?常に本質的な課題は何なのか?を考え続ける日々。至らなさも痛感して、それも悔しくて泣けたり、プレッシャーに涙が溢れたりとにかく最初の頃は普段全く泣かないのですが、大人になってこんなに泣く事ある?ってくらい泣いてました(;^ω^)

経営って結局正解がないので、ずっと意思決定し続ける事になります。

至らないなら勉強が必要だし、組織は人でできているので人のマネジメントも大切。マネジメント一つとってもその人の個性が出ると思います。

お金の管理、把握も必須。キャッシュが切れたら会社は存続できなくなります。一回、バーンレート(資金がなくなるまでの猶予期間)が3カ月を切るくらいになった事があって、既に業務委託含め25名くらいの方が関わってくれていたので、その時は本当に胸が引き裂かれるような思いでした。残り3カ月で会社が存続できなくなるかもしれない。そうなったら今のメンバーも関わり続ける事は難しくなるし、お客様にサービスを届け続ける事も難しくなる。なんとかしないと!とすぐにキャッシュになる施策を実行したりしていき、なんとか代表が融資を確保して継続して行ける事になった時は本当になんとも言えない気持ちになりました。

そんなヒヤヒヤの連続のなかで、救って頂いたのは先輩経営者さん達の言葉でした。先輩経営者の皆さんは既に皆さん経験済だったりされるので、「みんな通る道だよ。大丈夫。過ぎるとこんなことあったなと思える」と経験をもとに言葉をかけてくださるので、それがまた窮地程心に沁みるんです。

振り返っても本当に濃い時間で、生きてるって感じがする時間だったなぁ。そして、私が関わったなかで、何に貢献できたんだろう?と考えもします。

私は結局、組織の土台をつくったのだと思っています。

関わった当時は、サービスも1つしかなくて、そこからサービスを構築していきました。

プロダクト構築(基本の講座、講師になるための講座、継続して関わっていく講座、結婚相談所事業等立ち上げ)、イベント企画運営、資料作成、働く環境整備、採用、スプシの効率化、システム導入トライ、各部署立ち上げ、大学授業内容構築、物販販売導線設計、資金調達、マーケ把握など

本当に多岐に渡り何でもやりました(笑)

講座を立ち上げ1年半運営してみても想定とは違う結果が出て、ストップし再度違う形で立ち上げたり、システム導入をトライしてみても結局離脱が起きてしまってうまく機能しなくて廃止したり、本当にトライ&エラーの繰り返しでした。

幸い採用した方々は、みなさん自走モードで自分事で捉えられ活躍しているし、当時講座のMGRとして入って頂いた方がCHOになり、同時に社員化もできて本当の意味で組織の土台ができたように思います。

ここからまた数字を上げていくために、会社として経験値ある役員を入れていきます。代表の記事に興味を持って頂けた方、我こそは!という方はぜひご応募ください!^^

大変だったことも沢山ありますが、本当にやってよかったし、関わらせて頂いた事に感謝しています!

この経験は間違いなく私の人生の財産になっていますし、出逢いも本当に素晴らしい出逢いばかりでこれから先も続く出逢いです。語り尽くせないですが本当に大切な家族のようなメンバーに出逢い関わり合えた時間は最高に幸せな時間でした!✨

本当に貴重な経験をさせて頂き、改めて代表には感謝の気持ちでいっぱいです!本当にありがとうございました!

そして、今後ですがまだ構想中なところはありますが改めてご報告させて頂きます^^


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