見出し画像

なんでもないわたしの10年前の日記 東日本大震災のころ(はじめに)

東日本大震災から10年の節目を前に、少し書き残しておこうと思います。

これまで、あまり震災については言及してきませんでした。それは、自分に当事者性が薄いと感じていたからです。

震災当時、私は津波被害の酷かった東北の小さなまちに住んでいました。ただ、私自身は津波の被害は受けず、お葬式に出るほどの身近な人は亡くならず、地震の揺れによる被害とライフラインの復旧以降は通常の生活に戻れました。

震災から10年。津波の被害もなく、身近な人も亡くならなかった私なんかの記録でも、残しておいたほうが良いかなと思い、書くことにしました。

当時、顔見知りだけに公開していた日記を、2011年3月のものから、不定期でぽつりぽつりと公開していこうと思います。

10年前とは住む場所も感じ方も違っているので、今読み返すと違和感のある記事もありますが、人名地名のほかは、なるべくそのまま置いていこうと思います。

知人とはいえ人に読まれることを前提にしているので、自分の生の感情だけではありませんし、劇的なドラマもありませんが、何かのお役に立てば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?