知的刺激を与えてくれる~『食べる 生命の教養学12』(赤江雄一・編)~
私は小説もエッセイも好きですが、小説やエッセイばかり読んでいると、ノンフィクションのものが読みたくなります。この3つをバランス良く(といっても同じ分量という訳ではありませんが)読んでいないと、何となく頭が偏る感じがあるのです。というわけで、『食べる 生命の教養学12』を読んでみました。
このシリーズは、私は以前から愛読しています。「生命の教養学」は慶応義塾大学で毎年開かれている講座で、「『生命とは何か、<生きる>とはどういうことなのか』という問いから始まる知的探求への誘いと