世界は変わったような、変わっていないような~『創竜伝1―超能力四兄弟―』(田中芳樹)~
少し前に、『創竜伝15<旅立つ日まで>』が出たことを偶然知りました。へーと思い、本棚を見たところ、私が持っている最後の巻は13巻であることが判明し、愕然としました。そもそも2019年に14巻が出ていたことを、知らなかったのです。
これくらいで「愕然」という表現も大袈裟ですが、なぜ14巻が出たことに気づかなかったかというと、書店に行っていないからです。それこそ「創竜伝」シリーズを夢中になって読んでいた学生時代は、書店めぐりが趣味の1つでした。特に目的の本がなくても、学校帰りは