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冬薔薇

どうも楽観的な政府の声と違い、地方自治体から聞こえてくる声は悲観的で暗い。と云いますか、温度差がありすぎですね。

安倍さん、菅さんからの岸田さんへの悪しき流れは脈々と、そして肝心の感染対策などの危機管理の後手後手ぶりも脈々と受け継いでいるようです。

それでも、自治体からは、自分たちの市民を守るという強い覚悟が感じられます。

日に日に、忙しさが倍々ゲームのような状況ですが、意地でも倒れずに今年度を乗り切りたいもんです。

エイエイオー!

では、今日もよろしくお願いいたします。


十五時間吾を待つ猫よ凍つる夜

(じゅうごじかん あをまつねこよ いつるよる)

季語は「凍つる夜」です。

何てことない俳句です。ただ、夜勤をすると猫の留守場は約15時間。理由もわからず、ただ暗い部屋で待つのは猫といえども、忍びないものです。

今後、日勤や夜勤が増えたらロンリーステイホームが長くなるマール。しっかりと彼女の好きなチュールを買ってあげよう。


吾と猫と座布団奪いて土俵ぎわ

(あとけこと ざぶとんばいて どひょうぎわ)

猫とわたしが、座布団の争奪戦。土俵ぎわの接戦です。もうひとつ座布団を買えばいいのですが、もったいなくて買えません。

季語ですが、相撲が季語ですし、土俵入りも子季語です。でも、土俵ぎわはありません。


春兆す床拭く背中広くなり

(はるきざす ゆかふくせなか ひろくけり)

季語は「春兆す」です。

ルンバを使わずに、せっせと雑巾かけをしているわたしの背中は、春らしくなった陽気のなかで、ゆるんで広くなった気がします、という句です。

まだまだ寒い日が多いのですが、それでも、天気が良いと室内は小春日和です。


花冷えやガソリン値上げのLINEあり

(はやびえや がそりんねあげの らいんあり)

季語は「花冷え」です。

せっかく173円にまで下がっていたガソリンですが、まさかの値上げ告知のLINEです。

田舎は公共交通手段がないことを、永田町の人たちは知らないんでしょうかね。

文書通信費でしたっけ、議員たちにはそれを辞してもらって、是非とも地方のガソリン値上げの補填に使ってもらいたいもんです。


道の駅コインふたつの冬薔薇

(みちのえき こいんふたつの ふゆそうび)

季語は「冬薔薇」です。

いつも立ち寄る道の駅で、小さな薔薇の鉢を買ってきました。コイン2つ、200円です。

春を感じるのは、案外お手頃価格です。


冬薔薇猫と並んで三つ四つ

(ふゆそうび ねことならんで みっつよつ)

両親の写真の横に、ガラスの器に植え込んだ薔薇を飾っています。

わざわざ、そこに座ろうとする猫のマール。淡いピンクの薔薇が3つか4つ咲いていて、猫といい感じです。


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頼りないですが、津波タワーのつもりです。目の前には太平洋があります。

こんなちっぽけなタワーに避難して、真正面から津波を迎え撃つのは、相当の覚悟が必要でしょう。覚悟は、訓練で身に付くか分かりませんが、登るのみです。