ハレの日
昔から、世界には「ハレとケ」という概念があります。ハレは正月や祭りのような非日常であり、ケは仕事や普段の生活などの日常を指しています。
ケの日常で枯れた気(ケガレ)を、非日常のハレの日に気晴らしすることで元の気に戻し「元気」になる。これを繰り返しながら暮らしてきました。こうしてケジメをつけながら日本人は生きてきたわけです。
山際寿一さんも著書「京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ」に、酒は「ケ」から「ハレ」へのスイッチと書いています。
わたしには、お酒を飲んで、飲んだ時にしか言えないことを言う。普段と非日常との使い分けをする、という習慣はありません。
でも、「無礼講」の酒の席が好きな人には、ハレの中でも重要なお正月は、大切な意味を持つのでしょうね。
事始め温泉垢擦り背赤し
(ことはじめ おんせんあかすり せあかし)
季語は「事始め」です。事始めは、12月13日だったと思います。
テレビでは、綺麗に着飾った舞子さんたちが「事始め」の挨拶をしていました。無駄とも思えるそんな習慣を継続するって、なんとも美しいもんです。
わたしの場合は、温泉で垢擦りして、一年の垢を落として、身を清めて参りました。髪の毛もカットしましたし、これで新年を迎える準備もできました。
大掃除ルンバの世話は猫まかせ
(おおそうじ るんばのせわは ねこまかせ)
季語は「大掃除」です。
ものぐさなわたしには、ルンバは大変重宝をしています。ルンバの上に乗ったりはしませんが、怖がりもせずに猫のマールが世話してくれます。
と言っても、段差に乗り上げたルンバを救援したり、ごみ捨てしたり、そんな役には立ちません。ただ、まわりを走り回ってます。
お雑煮のパワーチャージで再就職
(おぞうにの ぱわーちゃーじで さいしゅう しょく)
季語は「雑煮」です。
お正月は「ハレ」の中でも最も重要であり、昔は魂を更新する(パワーチャージをする)重要な時と考えられていたそうです。
お馴染みのお雑煮は、魂の象徴であるお餅を食べ、身につけるための料理です。
そろそろ新コロも落ち着きそうなので、年が明けて落ち着いたら、再就職もありかな、と考えています。
ハレの日の気晴らし元の気に戻る
(はれのひの きばらしもとの きにもどる)
これは季語がありません。ただ、「ハレとケ」について調べていた時、ハレの日にパーと気晴らしをして、元の気に戻って"元気"になるみたいなことを書いていました。
まだまだ油断は禁物です。でも、年末年始のハレを祝って元気になりたいもんです。
ハレの気晴らし元の気に戻る冬💦
(はれのきばらし もとのきにもどる ふゆ)
句またがり(のつもりです)の" 五七五 "としてみましたが、ハレが分からないと意味不明でしょうね。
今日もご自愛ください。