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結節点

お正月も早くも二日目です。

今年は、観光バスもけっこう来ており、少しずつですが、活気を取り戻すきっかけを掴みかけているようです。

ただ、東京など、県外の感染者が増えると、少し時期をずらして地方も増えてきます。

一月半ばくらいの感染者数が気になります。でも、零を目指す必要はないですし、どこの自治体も受け入れ体制は準備万端でしょう。

心置きなく遊んでくれ!とは言えませんが、それでも、過去の手痛い経験則を活かして、無駄と思えるほどの準備はできていると思います。

でも、やはり、感染は避けたいです。どうも人の心はそれほど成長しておらず、やはり、感染者への偏見、風当たりはキツいと言わざるを得ません。

基本的な感染対策で、どうにかこの冬を乗り越えたいもんです。そして、さっさと転職をするなり、悠々自適に暮らすなり、そろそろ違うことをやってみたいです。

もちろん、今すぐにでもやれないことはないけれど、3回目のワクチン接種の手伝いにも行くし、龍馬マラソン大会の救護にも呼ばれているし、年度内は今の仕事をやろうかな。

さて、今日の五七五は、お正月とは関係ない句がほとんどです。最近、耳にしたことや、思ったことを詠んでみました。


年男我と俳句の結節点

(としおとこ われとはいくの けっせつてん)

季語は「年男」です。

結節点とは、つなぎめ、むすびめのことで、今年、寅年生まれの年男の某氏が、わたしと俳句のつなぎめです。

今はまだ、少ないつなぎめですが、少しずつでもいい、でっかいつなぎめを作っていけたなら、俳句熱からスルリと落っこちることはないでしょう。

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今年、寅年の某氏の似顔絵です。冗談です。猫には見えませんが、毛並みがうまく描けません。練習あるのみです。


よさこいや芯の部分で踊る夏

(よさこいや しんのぶぶんで おどるなつ)

季語は「夏」です。

わたしの県には、わたしとは関わりはないのですが、少なからず、芸術肌の人が移住してきています。

映画を撮っている女性監督さんや、世界的に有名らしい女性ダンサーもいます。

そのダンサーの方は、よさこい踊りに強烈な何かを感じたようです。

わたしには、統一感はないし、うるさいし、もう少し粋な部分が欲しい、と思わせる踊りなんですが、彼女は魂を掴まれたらしくて、あっさり移住。

でも、感染でよさこい祭りは二年連続で中止となりました。それでも、今年こそはという熱い思いで練習をしていました。

その彼女が口にしたのが、よさこいを「芯の部分で踊る」でした。

なんかズンときました。

何も踊りだけでなく、仕事にしても、趣味にしても、五七五にしても、表面ではなく芯の部分でやることが大切なんや。


膝の猫花見顔して喉鳴らす

(ひざのねこ はなみがおして のどならす)

季語は「花見」です。

抱っこが嫌いな我が家の猫ですが、自分から抱っこをされた時は花見顔となります。

うっとりした顔が可愛くて、つい撫ですぎ。あっという間に居なくなります。


お天気が良すぎる年賀気もそぞろ

(おてんきが よすぎるねんが きもそぞろ)

季語は「年賀」です。

天気の悪いお正月の三が日でしたら、観念をして家でじっとしています。でも、お天気が良すぎると、何処かに出掛けたい病が出て、気もそぞろなわたしです。

この落ち着きの無さは、もはや病気というしかなくて、じっとできない。

一つのことをじっくりではなく、同時進行で物事をやるのが好きです。

週間予報では天気が良かったのですが、寒むそうでした。家から出れないくらいの寒波が来たら、遊びに行く気が失せますが、仕事に行くのも嫌になるので、困ったもんです。

では、今日もよい一日を過ごしましょう。