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ドローンどろん!(法律とドローンと知らない強み)

ドローンを飛ばすには資格なんかなくても、飛ばすことは可能だ。それでも、花留さんは30万円近くも金を払ってドローンスクールに通っている。

それは、知らないうちに法律を犯して、もし捕まったらどうしょうと臆病だからだ。

ということで、自宅から1時間ほどの自動車学校でやっている、JUIDAドローンスクールに通うことにした。

なぜ自動車学校でドローン? 

不思議に思って聞いてみたら、高齢化により自動車免許を取る人が減ってきて、生き残り戦略のひとつがドローンだったらしい。

確かに、教習所には高齢者教習目的みたいな高齢者で溢れていた。

でも、花留さん的には、将来を見据えた良い選択だと思っている。

何故なら、テレビでも空飛ぶタクシーの映像なんかを見かけるようになったけれど、まず操縦士つきの空飛ぶクルマ、そしてゆくゆく無操縦士の空飛ぶクルマが実現しそう。

そして、日本も空飛ぶクルマ開発に力を入れているけれど、ドローンについても産業用に開発が急加速度的に進んでおり、近い将来、飛ばすときの規制が強化されそうだ。

「空の産業革命に向けたロードマップ2020」を掲げて、日本における社会的な課題解決に向けてドローンの実現に政府も本腰だ。

看護師の花留さんは、災害時の初動で貢献がしたいと思っている。

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空には「航空法」という法律がある。航空法第2条において「航空機」とは、人が乗って航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船その他政令で定める機器をいう、とある。

この法律において「無人航空機」とは、航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船その他政令で定める機器であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるものをいう、とある。

そうなのだ。ドローンを飛ばそうとしたら、航空法みたいか法律が絡んでくるのだ。

でも、それって当たり前のこと。

だって、空というか空中には目には見えない電波があるし、空の下にある土地や山、川、道路、鉄道等々、すべてに所有者がいるから全部の許可もいる。

ドローンをもし墜落させでもしたら、刑法や民法のお世話にならないといけない。

不法投棄したら産廃法で罰せられる。たとえ故意でなくても、墜落して見つけられないとしたら産廃になってしまう。

ドローンを飛ばすには、なんと11の国内法を知っておかないといけないのだ。

スクールで学ばずに飛ばすこともできるが、とっても危険なことだと思う。

ただ、知ると飛ばせなくなるのも事実だ。

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ただ、ドローンの重量が200g未満の場合は、航空法には該当しなくて、小型無人機等飛行禁止法の適用になる。

だから、飛ばすたびに飛行申請をしなくてもいいらしい。

軽いから風にも流されやすいし、操縦したら安定感がまったく違うし、どうせ飛ばすならやっぱり200g以上のドローンがいいなあ~。

でも、もしも、落っこちたりしたら、機体も高価なのでもったいないし、何よりも重量があるので対人、対物の事故を起こしたら大変なので、まずは、操縦スキルをあげたい。

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な~んて、台風の影響で屋外での操縦訓練が出来なかったので、資格はまだだ。それに、ドローンを注文しなくてはいけない。

風速計も欲しいし、ヘリコプターの離着陸の場所にあるみたいなマークのついたシートも欲しい。

だから全部が揃うまでは、プロポの扱い方を練習しておこう。

プロポとはコントローラーのこと。ゲームで遊ばない花留さんはプロポの扱いに不馴れで往生した。

滑らかに操作できるようになりたいもんだ。