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ドローンどろん!(天気図の等圧線が悩ましい)

ドローンの世界に首を突っ込んだ花留さん、やたらと天気予報が気になって仕方がない。

別に気象予報士になりたいとか、そういう訳ではなく、安全に快適に安心してドローンを飛ばすには気象のことを知るのは大切だ、と純粋な関心からだ。

台風14号もどうにか日本から離れようとしている。これまで聞き流していた気象予報士の気象関係の単語に敏感に反応する。

反応はするが、感度は鈍い。

覚えるよりも忘れる速度が速いアラ還には、新しいことを覚える苦行は、近い将来やってくる「ボケ防止」とポジティブ思考で捉えるしかない。

そこで、ネットニュースで台風14号の進路について調べてみた。ちなみに、花留さん宅は地デジになってからテレビはやめている。


通常この時期の台風は日本に接近したのち、上空を西から東へと吹く偏西風に流されて北東方向に進みます。
しかし現在、偏西風は通常より北側に吹いていて、影響を受けづらくなっています。その一方で、日本のはるか南の上空6000メートル付近には低気圧があって、北寄りに進んでいます。低気圧のまわりでは反時計回りの風が吹いていて、台風14号が東へ進むと、この影響を受けて次第に南寄りに進路を変える見通しだということです。


フムフム。

偏西風は、平均的に30度から65度の緯度帯にかけてみられる西から東に向かって流れる気流のことだ。

まあ、花留さんが買うのは小型の200g未満のドローンだが、航空法で150m以上の上空や人家の密集地帯、それに空港周辺は飛行禁止区域に入る。

そんな危険な区域からは離れて飛ばすつもりだけれど、もしも、偏西風の影響を受けたりしたら大変なので、知識は力になると思って学んでいる。

偏西風と台風の進路には関係があるようで、今回の台風は偏西風の位置がいつもより北の方にあるため、コースが見定めにくいのか、予報円がやたらとでかかった。

それから、風向きだけれど「コリオリの力」という昔習ったことが出てきて嬉しかった。

これは、地球は東向きに自転しているので、低緯度の地点から高緯度の地点に向かって運動している物体には東向き、反対に高緯度の地点から低緯度の地点に向かって運動している物体には西向きの力が働くというものだ。

台風は低気圧なので半時計回りと覚えていたけれど、なんと台風が北半球で半時計回りで渦を巻くのは、風が低気圧中心に向かって進む際にコリオリの力を受けて、進行方向に対して中心から右にずれた地点に到達するかららしい。(Wikipedia参照)

いつも自分を中心に物事を捉えてしまうが、南半球に行ったとしよう。

南極を上にして、地球を真横から眺めると、地球は西向きに自転している。南半球では、北半球とは反対、西向きの力が気流に加わるということ。台風に吹き込む風もその影響を受けることから、南半球の台風は時計回りに回転するということだ。

花留さんはオーストラリアに1年あまり滞在したことがある。Melbourneのすぐ下辺りのTasmaniaをヒッチハイクして回ったけれど、南へ下るほどに目が回ってきた。

まるで地軸?時空が歪んでいるように感じ、フワフワしてずっと車酔いをしているみたいだった。

気圧の変動に弱くて、低気圧とかが近づくとすぐに頭痛やめまいがするけれど、南半球に行ったことで回転方向が逆になって、症状がきつく出たのかな~。勝手な想像です。

とりあえず、自分がいる北半球は、高気圧は時計回り、低気圧は半時計回りだ。

・・・

天気図を見て、いつも悩ましく感じるのが、等圧線というあの意味不明な線だ。

天気図の等圧線は、4hPa(ヘクトパスカル)の間隔で引かれており、20hPaごとに太い線で引かれるらしい。

hPa(ヘクトパスカル)は、圧力の単位であり、1気圧は1013.25hPa。1hPaは約0.0001気圧ということらしい。

大気には重量があって、圧力差は同じでも、等圧線の間隔が狭いほど大気は少なくなる。動かす大気が少ないということは、つまり、風は強くなる。

逆に等圧線の間隔が広いと、その間の大気が多くなり、動かす大気も多くなるために風は弱くなる。

今度からはもう少し等圧線にも敬意を払い、天気図をじっくりと観察したいものだ。

(to be continued、、たぶん)