三十路からのPairs #1 はじめの一歩
29歳から現在32歳にいたるまでの恋愛は、
88%、アプリ頼り。
今ではマッチングアプリ自体が好きになって、気になったものは片っ端から使っている。
(といっても実際に恋愛に使っているのはペアーズだけ)
今週はちょうど“田植え”期(やりとりをアプリからLINEに移行する時期=しばらくアプリを離れる時期)なので、
自省の意味で、アプリにまつわる恋愛経験を綴っていこうと決めました。
まずは、記憶を3年さかのぼり、はじめてアプリに登録した時のこと。
当時、私は同棲を解消し、新天地で「私はひとりでバリバリ働いていくんだ・・・!」と息を荒くしていたものの、
コンクリートジャングルでのおひとりさま生活に2週間で白旗を上げた。
友達も結婚し、なんなら子供もいて、焦りが積もりに積もっていたということもある。
彼氏が欲しい。でも出会いがない。
落としたハンカチを拾ってくれるイケメンも、
本屋さんで偶然同じ小説に手を伸ばすイケメンもいない。
やさぐれながら会社でパソコンに向かっていると、
「最近、友達がアプリで会った人と結婚したんだよねー」
という会話が耳に入ってきた。
アプリ。そうか。もうその道しかないか。
それでもなかなか登録する勇気は出なかった。
そもそも自分の写真とかぜんぜん無いし、
キラキラしたプロフィールも書けないし、
どうせみんなワンナイトラブでしょ。
もんもんとしながら迎えた週末、
髪を切ってなんとなく良い感じに仕上がった自分を鏡で見て、
「よし、やってやろう」と思い切った。
写真をほどほどに加工する勇気
プロフィールの印象の98%は写真だろう。
人は見た目じゃない。見た目じゃないけど、
アプリの画面上では顔写真と年齢くらいしか指標にならない。
だけど、もともと全然写真を撮らない私の携帯には一枚も自分の顔写真がなかった。
あるにはあるけど「誰だよこのブス」っておもう低クオリティの写真しかなかった。
というのは実物が「ブス」でiPhoneがキチンと現実を写しとっているからにすぎないのだが。
うーむこまった。
でもSNOWとかでうさみみつけて目でかくするとかマジでやりたくない。
それだけはやりたくない。プライドが許さない。その前にセンスが許さない。
といいつつSNOWをダウンロードしているワタシ。
肌フィルター的なのだけど適応してとりあえず一枚撮ってみる。
・・・あれ?意外と理想に近い自分かも。
変なフィルターつけなくても肌修正だけしてくれれば実物とは2-30cmくらいしか差がないかも。
うん。これでいこう。
あっさりプライドとセンスをぶん投げて、
ちょっとだけ写真加工する勇気を出す。
これが、ほんとに大事な一歩だった。
つづく
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