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達成感、のち、もやもやしょんぼり

先日ね、教科書分析の授業をしたんです。

まるごと、中級を学ぼう、できる日本語の3つを選びました。
それで、前日にはひつじ書房の「日本語教科書が目指すもの」を読んで、学習者への思いみたいなものを感じて授業をしたんです。

 当日はグループワークで、前回渡した「みんなの日本語」の分析を参考にやってみてくださいねと。そば耳立てて聴いていると、活発な意見交流がありました。教科書を分析したグループを解体して、教科書まぜこぜグループで発表というのも皆さん凄くスムーズにやっていたし。
 何シラバスか見分けるのはちょっと難しいようでしたが、ちょっと違ってもそこでは指摘しないで、最後にコメントという形で指摘しました。(最初のグループではないから、誰のせいで間違えた…!みたいな雰囲気にならないのがよかったです。)なんとなくいい雰囲気で終わりました。

 そして、昼食の冷やし中華をすすりながら、うん、流れもスムーズだったし、いつもより受講生のみなさんが主体的に課題に関わってたな、よしよし。と思ったのですが…。辛子の刺激をトリガーに、あれ?これで本当によかったのかな?
・自分が今日伝えたかったことってなんだったんだろう。
・受講生にとって必要な情報ってなんだったんだろう。
・今日の授業を通して、受講生にはどんな学びや深まりがあったんだろう。
・結局教科書についてあーだこーだ言って楽しかったねって終わってしまっ たのではないだろうか。

反省。「何を教えるか」と「どう教えるか」は2大両輪だけれど、その2つが同じ大きさでないとうまく回らない。そんな当たり前にぶつかった1週間でした。しょんぼり。